大学概要

保健・医療・福祉分野は、
今後も大きな成長が見込まれる数少ない産業分野の一つです

保健・医療・福祉分野は、言うまでもなく私たちの生活を支える重要な分野です。

高齢化の進展や国民の健康志向、さらに医療の高度化などを背景として、健康増進サービスを含む保健・医療・福祉関連分野は、今後ますます大きな市場規模の拡大が見込まれる数少ない分野の一つです。

健康・福祉・機器・サービス分野について

一方で、保健・医療・福祉分野は様々な課題に直面しています

しかしながら、世界に類例のない少子高齢化が進む中で、巨額の財政赤字等を背景とする社会保障費の抑制や、様々な保健・医療・福祉分野の制度改革が抜本的に進められていることに加え、生活習慣病の増大などの疾病構造の変化、情報提供や患者サービスの向上などに対する国民のニーズの高まりと実際のギャップ、産科や小児科などにおける医師不足、介護サービスをめぐる問題など、保健・医療・福祉分野は様々な課題に直面しています。

また、地域社会においては、地域に必要な保健・医療・福祉サービスをどのように確保していくかということを、地域社会自らが能動的に考えて主体的に実行していかなければならない時代となっています。

これらの課題に的確に対応していかなければ、我が国の保健・医療・福祉制度や、地域の保健・医療・福祉サービスは破綻を来たし、私たちの生活が脅かされることになるのです。

日本の将来推計人口グラフ

このため現在、
保健・医療・福祉分野の経営を担う人材が、今、痛切に求められています

こうした課題への対応は、制度面での対応が必要なことは当然ですが、病院などの医療施設や地域社会においても的確な対応が必要です。医療施設や地域社会は、特に保健・医療・福祉分野において非常に重要な役割を占めているからです。

この際に、単に既存の延長で対応していくのでは足りません。保健・医療・福祉分野の課題が非常に広範かつ長期的なものであることから、中長期的な視野に立ちつつ、情勢や制度の変化に的確かつ柔軟に対応していくことができる「経営」の能力が求められています。

しかしながら、保健・医療・福祉分野では、こうした「経営」の視点は、従来必ずしも重きを置かれず、「経営」を担う人材は非常に不足しています。

このような状況を背景に、医療分野のコンサルタントのニーズが高まっており、また、厚生労働省や経済産業省でも「医療経営」を担う人材育成の事業が進められています。

病院における医療経営コンサルティング業務委託比率の推移
平成3年度5.5%
平成6年度9.1%
平成9年度10.5%
平成12年度11.7%
平成15年度13.2%
平成18年度13.5%

資料:財団法人医療関連サービス振興会「平成18年度医療関連サービス実態調査」

病院では、総職員数の約1割が事務職員です

保健・医療・福祉分野というと、大半が医師、看護師、理学・作業療法士、介護福祉士などの専門職が働く職場というイメージがあるかもしれません。しかしながら、例えば、病院では総職員数の約1割が事務職員です。その中にはいわゆる医療事務を主として担う職員もいますが、特に中小規模以上の病院では、総務、企画、会計、人事など一般企業における事務部門と同じ機能を担う事務職員がかなり存在します。

今後は、このような事務部門における「経営」の機能向上が求められているのです。

病院で働く従事者の職種別の数(単位:人)
医師・歯科医師189,575
薬剤師40,120
看護師、保健師、助産師、准看護師769,515
看護業務補助者199,142
理学・作業療法士、視能訓練士、言語聴覚士53,341
診療放射線技師、診療エックス線技師35,937
臨床検査技師、衛生検査技師45,922
管理栄養士、栄養士22,209
精神保健福祉士、社会福祉士、介護福祉士28,674
事務職員154,304
その他の職員134,414
合計1,673,153

こうしたニーズに応え、
保健・医療・福祉分野の経営を学ぶ学部を設立します

本学では、我が国の保健・医療・福祉分野が将来にわたり適切に持続されることに貢献するため、保健・医療・福祉分野の経営を担う人材を育成することを目的として設立します。

特に九州においては、人口当たりの病院数や医療従事者数が多い、医療費や介護費が高いといった特色を有しており、本学が九州の地に設置されることは大いなる意味があると考えています。

保健・医療・福祉分野の九州の特徴
項目(単位)全国平均九州平均(沖縄を除く)
人口10万人当たり医療従事者数1,3001,792
 うち医師139165
   事務職員120154
人口10万人当たり病院数7.111.8
人口10万人当たり一般診療所数76.183.6
人口10万人当たり受療率(入院)延数1,1391,783
人口10万人当たり受療率(外来)延数5,0835,758
一人当たり医療費千円243310
要介護(支援)認定率16.118.3