保健医療経営大学Q&A
なぜ本学が設立されたのか、保健医療経営分野のニーズや進路、将来性はどうなのかなど、本学を知る上でのポイントとなることをQ&A形式で解説しました。
- 多くの大学が定員割れなのに、新しく大学を設置する意義はあるのですか?
大学設置意義については文部科学省による認可審査があります。本学は、既存の大学では手薄な分野をカバーする大学として申請し、平成19年12月に設置認可されました。
- なぜ、こういった大学を設置したのですか?
保健医療の技術職を養成する大学はたくさんありますが、経営職を養成できる大学がほとんどないためです。
- 保健医療経営の社会的ニーズはあるのでしょうか?
医療機関の経営スタッフにも、行政機関の保健医療担当部局にも、保健医療の経営に明るい人材がほとんど配置されていないのが実情です。これまで、この分野では効率的とはいい難い運営がなされており、結果として、医療崩壊などの社会現象が生じてきています。保健医療経営の専門職業人には、切迫した社会的ニーズがあります。
- 医療が大変なことになっているということは教科書には載っていませんが、本当でしょうか?
現在進行中の社会情勢については教科書には載っていませんが、新聞やテレビでは報道されます。医療崩壊に関連する報道は急増しています。
- 保健医療の経営は、他大学の経営系の学部学科で学べるのではないですか?
保健医療を動かす経済原則は通常の市場経済(人々による自由な財・サービスの取引)とは大きく異なります。人の生死に直結する分野なので、保健医療に関係する百本近い法律とそれぞれの法に基づく規制も学ぶ必要があります。多くの医療用語を学ぶ必要もあり、保健医療の経営を学ぶには特別のカリキュラムが必要です。
- 保健医療の経営に特化したカリキュラムでは、保健医療分野以外への進路が閉ざされるのではないでしょうか?
本学のカリキュラムでは、一般経済における経営分析手法やマーケティング手法等の経営学を学んだ上で、保健医療経営に特化した応用技法を学びますので、保健医療分野以外でも経営学の専門性を発揮できます。特定の分野を極めた人は他の分野への応用力も高くなるので、どのような進路も開けます。
- 保健医療経営の専門性をPRしても、一般の企業は採用をためらうのではないでしょうか?
多くの企業が、企業経営の多角化の一環として保健医療分野への進出を考えており、大企業では既に企業内に保健医療部門を確立しているところが数多くあります。保健医療の経済原則や法規制、医療用語に明るい人材は、まさにそういう企業が求める人材です。
- 人の命を守る進路を希望しています。命を守る職業は、医師や薬剤師、看護師、臨床検査技師、理学療法士、救急救命士などたくさんあるので、保健医療経営には進路として魅力を感じないのですが。
医師などの医療技術者は人の命を守る尊い職業です。彼らの技術を最大限に発揮できる職場環境を整えることで、よりたくさんの命を守ることができます。保健医療の経営者も、命を守る尊い職業です。
- 卒業生がまだ出ていない大学なので就職が心配です。
本学の第一期生は平成24年に卒業しますが、保健医療経営の専門職業人の社会的ニーズが大きく、既に求人の問い合わせが相次いでいる状況です。就職支援体制も整えていますので、新設大学のデメリットは心配に及ばないと思います。
- 保健医療よりも福祉に興味があるのですが。
本学は、社会保障に関連する経営学を総合的に学べる大学なので、福祉に興味がある学生にも満足できるカリキュラムを提供します。福祉関連の就職支援も行います。
- 施設経営コースの就職先は大病院しか想定できないのではないでしょうか。小さな病院では病院長(医師)が経営をしています。
医師は経営の専門家ではありません。今後、医療経営の専門家が携わらなければ立ちゆかなくなる医療施設が増加してゆくはずです。医師には医師としての専門性を発揮していただくほうが組織運営上は効率的であり、患者さんにとっても良いことだと思います。
- 法的に病院長は医師でなくてはならないので、事務職では経営者としてトップを目指すことができず、先が暗いのではないでしょうか。
病院を技術的に統括する責任者(病院長)は医師でなくてはなりませんが、経営を統括する医療法人の理事長には事務職でも就任することができます。そのほか、事務長、経営企画部門の長なども事務職に開かれています。経営者としての資質・能力を備えておれば、事務職でも経営トップを照準に据えることができます。
- 地域経営コースというのがよくわかりません。
行政機関(県庁、保健所、市町村役場等)の保健医療福祉分野や国際保健医療協力分野で求められる人材を育成するコースです。これらの機関で保健医療経営の専門性を発揮することにより、大勢の命を守ることができます。
- 公務員試験は保健医療経営の専門性を評価して採用決定されるものではなく、採用後の配属先も保健医療分野とは限らない。就職は大丈夫でしょうか。
公務員試験を目指す学生に対しては合格支援体制を整えます。なお、地方の市町村予算の約半分は保健医療福祉に割かれているのが現実なので、採用後に保健医療経営の専門性を発揮できるチャンスは大きく開かれています。
- 国際協力に興味があるのですが、保健医療経営との関係がわかりません。
我が国が行う開発途上国援助は、保健医療協力の占める割合が大きく、たとえば青年海外協力隊の派遣分野では、教育分野と保健医療分野だけで協力隊員の過半数を占めています。これらの援助は、医師や看護師が先進的な医療技術を途上国の人々へ発揮する協力というより、むしろ、限られた資源を地域や保健医療施設でいかに有効に使うか、といった効率的な保健医療システムの構築に向けることが重要で、本学で学べる、保健医療の「地域経営」あるいは「施設経営」のノウハウが強く求められています。
- 青年海外協力隊へ参加したいのですが。
青年海外協力隊に参加するためにはJICAが行う選考試験に合格しなければなりませんが、たとえ合格しても、在学中に参加するためには大学側が長期休学を認める必要があり、認められない場合には退学して参加することになります。本学は、青年海外協力隊派遣を理由とする長期の休学を認める方針です。選考試験合格に必要な語学力アップも積極的に支援しますので、おおいにチャレンジしてください。
- 国際協力をライフワークにしようと決意し、青年海外協力隊参加のために大学を中退しました。帰国後、大学でしっかりと国際協力に役立つ専門性を身に付けたい気持ちが強まったのですが、最初から4年間やり直すのは経済的負担が大きいので悩んでいます。
興味のある科目だけを選択して受講できる科目等履修生や聴講生の制度がありますので、専門知識を高めるためであれば、この制度をご利用ください。保健医療経営学の学士号を得るためには本学への入学が必要となりますが、他大学等での取得単位についての単位認定による飛び級で在学期間を1年間短縮できる可能性がありますのでご相談ください。(なお、平成22年度から3年次編入学を開始します。)
- どういう資格が取得できますか。
日本には、保健医療経営者になるための国家資格というものはありません。保健医療施設や行政機関の保健医療部門へ事務職として採用されるのに国家資格は求められません。しかし、資格を有していたほうが就職活動に有利な現状もあり、本学では 診療情報管理士、医療情報技師、中小企業診断士、社会調査士、行政書士などの資格取得を推奨しており、これらの資格取得に対応したカリキュラムを提供しています。このほか、簿記、基本情報技術者、初級システムアドミニストレータ、TOEIC、TOEFL、英検などの試験対策も支援しています。 なお、本学卒業により「保健医療経営学士」という全国唯一の学士号を取得できますので、保健医療経営のスペシャリストの求人には、この学士号だけでも充分に対応できるはずです。
- 医療事務を身につけるのだったら専門学校で十分だと思うのですが。
医療事務を学ぶだけであれば、むしろ専門学校のほうが適しています。しかし、医療事務の仕事は、制度改正やIT化の推進によって、専門学校で学んだことが陳腐化する可能性があり、安定した身分が保障されるとは限りません。一生の職業として保健医療関連の事務職を目指すのであれば、保健医療経営学の素養を学べる本学への進学を強くお勧めします。
- 医療秘書とはどう違うのですか?
医療秘書は、医療施設の受付での患者対応、カルテの作成、診療報酬や医療保険の請求事務などを行う事務職です。医療秘書を目指す人のための専門学校が数多くあります。良い経営者になるためには、若いうちにこのような医療秘書業務を幅広く経験する必要がありますので、本学カリキュラムによってカバーできる職のひとつであると言うことができます。医療秘書とは異なりますが、医師の文書作成業務等の負担軽減のため医師の補助を行う事務職(人材難)もあります。医療用語や医療制度の高度な専門知識が要求される職業ですが、医療秘書の専門学校では必要な知識の習得が困難です。この職も、経営者へのステップのひとつとして、本学卒業後の進路の選択肢のひとつと成り得ます。
- 保健医療経営は難しそうなので、入学してもついていける自信がありません。
高校教育までは社会保障についてはほとんど教えられていませんので、読み書き計算の基礎学力があれば、スタートラインは、高校までの成績に関係なく、皆、一緒です。
- 入試科目を見る限り、文系でも理系でも受験できますが、文系の大学なのでしょうか?
一般に「経営学部」は文系学部に分類されると思いますが、保健医療技術職とのコミュニケーション能力獲得に関するカリキュラムや経営分析関連のカリキュラムは理系の要素が強いので、文系と理系の垣根がない大学だと理解していただくのが実態に即していると思います。文系の学生が理系科目に不安があるとしても、本学では、1年次に理系の基礎科目を開講しており、これらの授業を受けることで保健医療経営に必要な理系の基礎学力を身に付けることができます。
- 大学の授業は、IT関連は充実していますか?
保健医療情報の適切かつ戦略的な取扱いは保健医療経営の要なので、情報関連の設備とカリキュラムは充実しています。情報化社会の進展に即応できる人材を育てます。
- 聖マリア病院(福岡県久留米市)との関係はどうなっているのでしょうか?
本学は、聖マリア病院の運営主体である医療法人雪ノ聖母会の寄付によって設立された大学であり、「聖マリアグループ」の一翼を担っています。聖マリアグループは聖マリア病院関連法人等の集合体であり、相互に連携して保健医療福祉に関する活動を幅広く展開しています。聖マリア学院大学(久留米市)も聖マリアグループの一員であり、大学祭など学生間の交流があります。
- 寮はありますか。
本学指定学生マンションがあり、大学による家賃助成があります。保護者の経済的状況により、特別の家賃助成制度も利用可能です。
- 他大学と併願しています。合格しても入学しない場合、学納金は返還していただけますか。
本学は、入学手続締切日までに納付を求めているのは入学金(20万円)のみであり、それ以外の授業料等の学納金は入学後に納付いただくことになっています。入学されなかった場合、入学金は半額を返還いたします。








