学部・学科案内

講師 萬代 望(まんだい のぞむ)
●略歴・業績
略歴
大阪市立大学大学院創造都市研究科博士前期課程修了
富士通株式会社を経て2008年より保健医療経営大学専任講師(現在に至る)
2009年より エルピスコーポレーション 代表(現在に至る)
研究分野
情報処理基礎
リスクマネジメント
医療情報学
医療経営
情報経営
学生指導(部、サークル顧問など)
音楽サークル顧問
病院情報経営研究会顧問
所属学会
日本医療情報学会
日本情報経営学会
プロジェクトマネジメント学会
●コメント
私は約7年間、病院情報システムの導入を目的としたPG、SE、ソリューション営業として、多様な立場で医療業界に関わってきた(前職では医療営業部国立大学病院グループに所属し、主に国公立大学病院や大規模病院に、ITを活用したソリューションを行ってきた)。
日常の業務では、医療現場(事務部門、診療部門、看護部門、コメディカル部門など)の希望や不満を聞いてまわることもあれば、病院経営者(院長、副院長、事務長などのキーマン)と全体的な方向性を検討することもあった。
また、会社に戻れば社内の技術者(ハードウェア、ソフトウェア、ネットワークなどの専門家)や決裁者(管理職や役員など)に、顧客病院の方向性や自分が描くあるべき姿の理解と対応をしてもらうなど、どのようにそれらを実現していくか奮闘する日々であった。
特に課題となったのが、近年の医療費抑制、患者のニーズの高度化・多様化、医療技術の進歩、さらに社会から医療機関に医療の質の向上が求められていることなどから、医療機関も企業も限りある資源(人、モノ、お金など)で、如何に効率的かつ効果的に質の高いサービスを実現するかという経営的な問題であった。この経験から、情報技術や医療実務に精通しているだけでは、これらの課題を解決することはできないと感じ、仕事を続けながら社会人大学院でITを活用した経営を学んだ。その結果、今までの医療従事者が後になって経営に携わるようなやり方自体に限界があるのではと考え、医療実務、ITや経営を体系的に学んだ、経営の効率化と質の高いサービスの両方を提供できる人材が医療業界に必要であるとの答えに達し、教育者として転身することとなった。
学生に期待することは、医師や看護師をはじめとした医療従事者に勝るとも劣らない、医療に対する高い意識を持つことである。言われたことだけをこなすような単なる御用聞きでは、逼迫している医療機関や企業の専門家や経営者に、自分の意見を聞いてもうことは愚か、会話すらしてもらうことはできない。当大学では、医療機関が抱えている具体的な経営課題を理解し、医療経営者層に求められている実際的なスキルを身につけた人材の育成を行っている。是非、高い意識と期待を持って入学してきて欲しいと思う。