平成27年5月29日に本学と韓国の春海(チュネ)保健大学校の交流協定を締結しました。協定の締結により、学生の留学交流のほか共同研究や学術資料の交換などの体制づくりに着手することが可能となり、他にも聖マリア病院で実施のJICA国際研修の講師陣には本学教員が組み込まれ、研修員親睦パーティへの本学学生の参加など、本学学生が国際交流経験を積むことができる機会を数多く設けています。
保健・医療分野は、国際社会においても重要な課題の一つです。発展途上国における保健・医療の水準はいまだ低いところが多く、特に新生児死亡率の高さなどにみられる母子保健・医療の分野の遅れは、経済面への影響を含め、世界の健全な発展の観点からも引き続き重要な課題となっています。他方、相対的に安価で高度な医療を提供できるタイなどは、外国人の患者を治療して高い評価を受けています。
本学では、国際保健医療協力分野において長年にわたり貢献してきた聖マリアグループその他の団体との連携の下で、国際協力分野の研究及び実践活動を進めるとともに、国際協力に関心を有する学生のための授業科目を専門科目として配置し、開発途上国において現地実習を行う科目「海外フィールドワーク」も設けています。
海外フィールドワーク
注)JICA: Japan International Cooperation Agency, JATA: Japan Anti-TB Association
聖マリア病院国際協力部
特定非営利活動法人ISAPH