‘国際協力の経営学’ カテゴリーのアーカイブ

大分大学の秋季入学

2009 年 5 月 13 日 水曜日

立命館アジア太平洋大学(APU)や別府大学がある大分県の国立大学、大分大学では、大学院の後期入学は実施されていますが、学部では実施されていません。

ただし、医学部医学科についてのみ、10名の定員枠で、第二年次後学期の編入学(10月入学)が行われています。

http://www.oita-u.ac.jp/english/exchage/21igakusi.pdf

医学以外の学問を修めた大学卒業者(9月30日までに卒業見込みの秋季卒業を含む)に出願資格があります。

(学生募集要項「目的」抜粋)

「これからの医療人には、幅広い人間性、人間への深い洞察力、高い倫理観、コミュニケーション能力、より高い問題解決能力、そして生涯学習意欲が求められています」

「上記の資質を備え、かつ、明確な問題意識を持って改めて医学を目指す方に、編入学の道を開くことによって、多様な専門能力と適性を有する人材を学生として迎え入れたいと考えています」

「単に臨床医を志向するだけでなく、臨床研究または、生命科学、予防医学分野の研究を積極的に志向し、国際医療協力に携わるような国際性を備えた医師や研究者を育成することを目的としています」

 

保健医療経営大学の学生の中には、入学試験に何度も失敗してしまったために医師を断念し、保健医療経営学に新たな活路を見出した者が何人もいます。

キーワードとされている、人間性、洞察力、倫理観、コミュニケーション能力、問題解決能力、国際医療協力というのは、保健医療経営大学の卒業生が備えるであろう資質です。

本学を回り道して医師になる者がいれば、日本の医療界はぐんと明るくなることでしょう。

インフルエンザ感染パーティー

2009 年 5 月 12 日 火曜日

インフルエンザにわざと感染して免疫をつけよう、という「感染パーティー」の動きが米国で生じてきたそうです。

水ぼうそうに感染した子どもが出た際に、子どもに免疫をつけさせるためにわざと感染させる「チキンポックス(水ぼうそう)パーティー」が行われるようなお国柄なので、予想されたことではあるものの、敵の本質がまだよくわからない現段階でのこのような動きは非常に危険なことだと思います。

開発に着手されているワクチンも、現在流行中のウィルスに対する免疫をつけることで予想される流行第二波(毒性が強まる可能性あり)に備えようというもので、免疫の有効性という意味では感染パーティーによる免疫はワクチン接種による免疫と同じですが、その危険性においては大きな違いがあります。

予防接種ワクチンは、弱毒化というより、ほとんど無毒化されたものです。

流行中の新型インフルエンザは、弱毒らしいとはいえ、条件次第では重症化して死亡することがあるものです。

感染パーティーが行われたら、確実に流行は拡大します。

感染する人の絶対数が増えれば、確率上、悪条件が重なって重症化する人の数が増加します。

体温計の普及

2009 年 5 月 10 日 日曜日

病気は、治療の前に診断があり、診断の前に検査があります。

通常は検査も診断も治療もすべて医療機関内で行われます。

しかし患者数が多く医療機関数が少ない場合、検査と診断(の一部)が医療機関外で行われれば効率的に保健医療経営を行うことができます。

メタボ健診でリスクが高い人を選択的に医療機関へ誘導しようとする行政施策も、限られた医療資源の効率的利用のための保健医療経営です。

 

インフルエンザや結核など、現在に至るまで何世紀にもわたって人類を脅かしてきた病気は感染症で、これらの感染症にほぼ共通して出現する症状は「発熱」です。

体温計は感染症を診断するための検査機器のひとつです。

体温計が家庭に普及すれば感染症蔓延地域の保健医療経営に効果的です。

ある開発途上国を訪問した折、体温計の家庭への普及率を質問したことがあります。

「体温計は医療機関にある医療機器であって、家庭にはありません」

これが、その質問への答えでした。

日本では、1921年、大日本医師会会長であった北里柴三郎博士が設立発起人となり、「赤線検温器株式会社」を設立しました。

(赤線検温器はその後、仁丹体温計(1936)、仁丹テルモ(1963)、テルモ(1974)と変遷しました。テルモは体温計の英語thermometerの語幹のローマ字読みです。)

http://www.jintan.co.jp/museum/story/index02_02.html

高品質で低価格の体温計が開発されたおかげで、わが国においては体温計が急速に家庭や学校の保健室へ普及しました。

発熱の目安である37度のところが赤く強調されるなどの工夫により、発熱の客観的な「診断」も家庭や学校の保健室で行われるようになり、37度を超えたら病気だと小学1年生でも自己診断ができるほどの国となり、感染症対策は飛躍的に進展しました。

昭和40年代以降、水銀柱式が電子式に、やがて耳赤外線式に置き換わるにつれ、「37度」はデジタル表示値のひとつにすぎなくなりました。

水銀柱式体温計は量産されなくなり、割高となりました。

多くの開発途上国は、まだまだ体温計の普及以前の状態にあります。

まずは、37度をリスクと認識できるタイプの体温計を普及させるべきだと思います。

電子式や耳赤外線式では、内臓のボタン電池が切れたら計測できません。

市販されている体温計には感熱変色式の液晶プラスチック製のものがあります。

ガラスも水銀も使わず、電池も不要で、37度以上を強調する工夫もできますが、量産されてないので比較的高価です。

これが量産されてコンドーム程度に安価になれば、国際協力の有力な手段として大量に配布することができます。

感染症に立ち向かう有力な手段を人類は手にしているというのに、誰がどのように動けばそれを途上国の人々に届けることができるのか、そんなところで人類は躓いています。

水際作戦のコスト

2009 年 5 月 9 日 土曜日

検疫体制の強化、感染者の同行者の長期停留など、水際作戦には多大なコストを要します。

SARSのように感染経路が限定的な疾患であれば短期間で終息することも期待できます。

コスト高の対策でも、時限的措置であれば総コストは限定的です。

インフルエンザの場合、過去の経験上、感染拡大後は世界のあちこちに定着常在する可能性が強いと思われます。

国内に流行が拡大すれば水際作戦の意義は薄くなりますが、そうでなければ、水際作戦はエンドレスとなります。

エンドレスということになれば、総コストも青天井です。

国内に流行拡大した場合の総コストより小さいとは思われるものの、国内での流行がいずれ必然的なものであれば、水際作戦への投資は無駄骨(過剰投資)ともなりかねません。

「水際作戦は時間稼ぎ」。

今朝の厚生労働大臣の記者会見コメントでした。

時間稼ぎは、感染爆発の際のリスクを最小化するための有効な手段です。

時間稼ぎしている間に、敵の正体を見極めることができ、有効な対策を備えることができます。

時間稼ぎの間にやるべきことはたくさんあります。

水際作戦に全面的に期待するばかりで時間稼ぎの間に何もしない、というのが最悪の選択です。

貧困と新型インフルエンザ

2009 年 5 月 8 日 金曜日

メキシコ政府は新型インフルエンザ発生を先月23日に公表し、4日後の27日、コルドバ保健相は「感染が確認され死亡した患者の大半は20~50歳です」と述べました。

インフルエンザは弱者(病弱老人、虚弱児など)を直撃する疾患だという先入観が崩された第一報でした。

開発途上国の場合、弱者は貧困層に集積する傾向があります。

メキシコの場合、人口の4割は健康保険に加入していない貧困層です。

無保険では、感染を確認するのも治療を受けるのもままならず、インフルエンザと診断されることもなく、他の多くの「一般的な」死に紛れ込んでしまっているとしても不思議はありません。

様々な情報源から、新型インフルエンザは3月下旬ころからメキシコの貧困層を中心に流行していた模様です。

老人や乳幼児の患者も大勢いた模様です。

この一か月以上の間に、メキシコと日本との間には5千人以上の往来がありました。

日本には無防備な弱者は少ない(病院等の施設内に集積し、一般社会との交流が限定している)ので、感染が確認されぬままに自然治癒してしまった人も多いのではないかと想定されます。

INSEAD(インシアッド)(4)

2009 年 5 月 4 日 月曜日

INSEADは、入学試験の際にキャンパスを訪れる必要はありません。

アプリケーションの一時審査を通過すると、世界中に散らばっている卒業生による個人面接が2回行われ、その結果と一時審査の評価を総合して合否が決定されます。

封じ込め失敗事例

2009 年 5 月 4 日 月曜日

はしか(麻疹)も予防接種が対策の決め手となる感染症です。

アメリカでは予防接種の徹底により、2000年以降は海外からの輸入症例がほとんどで医学部の臨床実習症例が見つからないほどまでに患者数が激減しました。

かたや日本では、いまだに毎年推定十万人規模の患者発生があり、死亡例も毎年あります。

途上国も含め、ほとんどの国が着実に麻疹制圧に近づいている中、日本の麻疹の現状には目を覆いたくなります。

日本の失敗の原因は、予防接種率の低さと接種回数の少なさです。

2001年の大流行(患者数28万人)を契機として、2002年にはキャンペーンで1歳児の接種率が向上し、2006年からは接種回数を増やし、2008年からは接種機会も増やしていますが、いまだに日本は、麻疹の最大の輸出国との汚名を返上できずにいます。

2007年には麻疹の流行のため83の大学が休校しました。

2008年も相変わらずです。

http://idsc.nih.go.jp/disease/measles/2008pdf/meas08-52-01.pdf

INSEAD(インシアッド)(3)

2009 年 5 月 3 日 日曜日

INSEADの特色は1年制のMBA(Master of Business Administration:経営学修士)プログラムがあることです。

入学時期が1月と8月と年に2回ありますが、春学期と秋学期の2セメスター制ではありません。

各学期2か月の5学期制のプログラムです。

前半の学期では、必修科目として、経営学の一般科目である会計学、金融・財務、経営戦略論、マーケティング論、統計学、経済学、オペレーション、組織論、IT、国際関係論の基礎科目が提供されます。

(保健医療経営大学でもこれらの科目すべてを2~4セメスターかけて提供していますが、それを半年で提供するというのですから、相当に濃密なカリキュラムであろうと思われます。)

後半の学期では、選択科目として各分野の発展・応用講座が開かれます。

授業は全て英語で行われます。

封じ込め成功事例(3)

2009 年 5 月 3 日 日曜日

ポリオ(急性灰白髄炎)も根絶一歩手前の感染症です。

日本では自然感染によるポリオは1980年に根絶し、世界でもナイジェリア、インド、パキスタン、アフガニスタンのみが常在国とされています。

ポリオは1~2週間の潜伏期間ののち、夏かぜに似た症状で発病し、熱が下がる頃に足や腕に麻痺がでます。

糞便中のウィルスが口に入ることで感染します。

不潔な衛生環境の地域ではゴキブリ等を介して容易に拡散してしまうウィルスですが、感染してもほとんどの人には麻痺は現れず、本人の知らないうちに免疫ができて治ってしまいます。

ポリオも天然痘と同じくワクチンが有効です。

ポリオ生ワクチンは口から飲むワクチンで注射ではないので、地域で一斉に予防接種することが容易です。

地域に一斉に免疫の壁が立ちはだかれば、ウィルスは行き場を失い、封じ込められます。

地域一斉接種による封じ込め作戦を世界で最初に成功させたのは昭和36年の日本です。

WHOは日本方式を採用し患者総数を激減させたあと、ポリオ疑いの患者を発見するごとに、その地域で一斉予防接種を実施しています。

天然痘根絶の手法と同じですが、接種対象とすべき児童数が多く、接種もれの児童もたくさんでてきます。

ポリオ生ワクチンは毒性をなくしたポリオウィルスを人工的に感染させるものです。

したがって、ポリオが感染するほどの不衛生な環境では、予防接種を受けた児童の糞便から地域へ生ワクチンのウィルスが拡散します。

生ワクチンのウィルスが二次感染すると、予防接種を受けていない人にも免疫ができます。

INSEAD(インシアッド)(2)

2009 年 5 月 2 日 土曜日

INSEADの校訓は”The Business School for the World”です。
学校側は公式に、「我々はフランスの学校でも、シンガポールの学校でもない。グローバル・スクールである」と述べています。
学生(約900名)の出身国は70か国以上におよび、教授陣も30か国以上から140名強がフルタイムで在籍しています。

学内においては、民族的なマジョリティ・マイノリティ、国内学生・留学生といった概念がありません。

封じ込め成功事例(2)

2009 年 5 月 2 日 土曜日

天然痘は伊達政宗の右目を失明させたり、幼い夏目漱石を襲ったりと、世界中に流行していた疾患ですが、1977年のソマリアの患者を最後に根絶しました。

(厳密には1978年のイギリスでの実験室感染死亡事例が最後です。)

天然痘は感染力が強く、潜伏期間が2週間前後あります。

天然痘封じ込めに絶対的な威力を持ったのがワクチン(種痘)でした。

ジェンナーが牛痘種痘法で天然痘ワクチンを開発した1798年以降、天然痘は予防可能な疾患になりました。

(厳密には人痘種痘法がそれ以前に開発されており、日本でも福岡県の秋月藩の藩医である緒方春朔が、ジェンナー以前に秋月の子供たちに人痘種痘法を施し成功させています。しかし、人痘種痘法は死亡率が2%もある安全とはいえない予防接種法でした。)

WHOは、予防接種の普及によって患者総数が激減したあと、発見した天然痘患者のひとりひとりについて、発病直前に患者に接触した人々に種痘を行いました。

感染力が強くても、周辺を免疫の壁で包囲すれば、ウィルスは孤立しやがて死滅します。

天然痘は感染後でも早期であればワクチンが有効であることも幸いでした。

天然痘が発見しやすい病状を示すことも幸いでした。

幸いがいくつか重なると、人類の叡智は長い苦しみに打ち克つことができます。

INSEAD(インシアッド)(1)

2009 年 5 月 1 日 金曜日

シンガポールには、多国籍企業CEO(最高経営責任者)を続々と輩出している、1957年に創立されたINSEADというビジネススクールがあります。

入学時期は1月と8月です。

フランスとシンガポールにキャンパスがありますが、公式には、国名を避けてヨーロッパ・キャンパス、アジア・キャンパスと呼ばれます。

本校・分校の区別はなく、両者がメインキャンパスです。

入学審査もキャンパスとは無関係に行われます。

学生は、入学時に最初に過ごす校舎をどちらか希望選択し、学期ごとに希望するキャンパスに移ることができます。

7割以上の学生が両キャンパスに在籍しています。

教授陣も1年を通して両キャンパスを行き来しています。

封じ込め成功事例(1)

2009 年 5 月 1 日 金曜日

SARS(重症急性呼吸器症候群)は、インフルエンザとよく似た症状、感染経路、潜伏期間の疾患ですが、800人以上の死亡者を出すほどの世界的流行となったにかかわらず、WHO警告から4か月足らずで終息しました。

感染経路が似ているといっても、患者の咳を直接に浴びたり、痰や体液に直接触れるなどの濃厚な接触がなければ感染しにくい感染症だったことが幸いでした。

結果として、感染の広がりは医療関係者に集中していましたので、院内感染対策を徹底することで封じ込めに成功することができました。

症状が激しくなる前の感染力が弱いことも幸いでした。

心当たりある人の受診を促進することで、医療機関内で封じ込めることができました。

インフルエンザの封じ込め

2009 年 4 月 30 日 木曜日

インフルエンザは咳やくしゃみとともに空気中を漂って感染するタイプの感染症なので、接触感染や血液感染の感染症とは違い、封じ込めは困難です。

また、インフルエンザのように潜伏期がある疾患は、水際作戦で完璧を期することにも無理があります。

WHOもCDCも、これだけ流行が拡散した段階での封じ込めは現実的ではないという見解を当初から示していますが、わが国では封じ込めにエネルギーの大半を注いでいます。

封じ込めが可能な疾患であれば、季節性インフルエンザ対策に応用すれば、毎年数千、数万の命が奪われるのを未然に防ぐことができるはずですが、それができないのが現実です。

インフルエンザ対策の基本は、地域への侵入を前提に、具合の悪い時の外出控えや、手洗いやマスクなどの個々の拡散防止策を積み上げてゆくことです。

予防接種ワクチンがあれば、免疫を持った人の集団が流行の防波堤になり、終息へと導くことができます。

人類は、ワクチン登場以前は、感染症と共存してきました。

毒性の強い感染症が人類を滅ぼす勢いで大流行していても、自然感染で免疫を持つ人が増え、やがて終息します。

豚インフルエンザの毒性が強いのか弱いのかの見極めが判断の決め手になっています。

仮に毒性が弱いものであったとしても、メキシコの状況から、やがて強い毒性のものに変異して大流行する可能性は大きいと思われます。

もし、毒性が無視できるほど弱いものであれば、封じ込めに失敗して大流行した地域ほど自然免疫を持つ人の数が増え、来るべき強毒性インフルエンザの流行に強い地域となる可能性もあります。

季節性インフルエンザの脅威

2009 年 4 月 29 日 水曜日

死因統計上の数字だけでも季節性インフルエンザの脅威がわかりますが、インフルエンザ死亡者の死亡診断書には、死因欄に「インフルエンザ」と記載されているとは限りません。

診療時にインフルエンザの免疫学的検査を行わなかった場合などには「肺炎」を死因とすることも多いようです。

季節性インフルエンザの流行年には「肺炎」死亡数も平年より1万人以上増加しています。

季節性インフルエンザが流行すると1万人以上が死亡する、と理解してもいいでしょう。

わが国で季節性インフルエンザによる死亡が多い原因として、高齢者のワクチン接種率の低さがあります。

http://www2.ttcn.ne.jp/~honkawa/1960.html

季節性インフルエンザワクチンを十分量供給して高齢者の接種率を高めることが、1万人以上の日本人の命を救うための現実的な方法です。

豚インフルエンザの流行が1万人以上の日本人の命を奪うと予測されるのであれば、季節性ワクチンの製造を中止して豚インフルエンザワクチンの製造に切りかえることの意義がありますが、そうでないのであれば、季節性ワクチンの供給量を減らす判断には慎重を要します。

県内大学の秋季入学

2009 年 4 月 28 日 火曜日

福岡県には四年制大学(大学福岡校を含む)が30校あります。

秋入学の実施校については、ネット検索では一覧が出ないので、それぞれの大学のホームページにあたってみました。

秋入学の実施については、数校のホームページに掲載がありました。

 

九州国際大学

http://www.kiu.ac.jp/eventcalendar/

福岡国際大学

http://www.fukuoka-int-u.ac.jp/nyushi/autumn.html

両校とも大学名に「国際」を冠し、国際化への対応に熱心な大学です。

 

九州女子大学

http://www.kwuc.ac.jp/introduction/international.html

国際社会に貢献する大学教育を教育理念の一つに位置づけています。

「海外姉妹校提携大学から優れた外国人留学生を受け入れ、本学の教育理念のもとに教育し、自立できるしなやかな社会人女性を育成します。また、本学学生の留学を推進し、国際感覚を備えた人材を育成します。さらに、本学在学生と留学生との交流を深め、互いに異文化に触れる教育環境を確立し、教員間においても研究レベルでの交流促進を目指します。」

 

サイバー大学

http://www.cyber-u.ac.jp/entrance/calendar.html

すべての授業をインターネットを通じて行う四年制大学で、海外での受講も可能という大きなメリットがあります。

国際化対応によってこのメリットが最大化します。

 

保健医療経営大学も、学校法人名(ありあけ国際学園)には「国際」を冠し、世界を視野に捉えた教育を行っています。

インフルエンザワクチン

2009 年 4 月 28 日 火曜日

昨日朝、舛添厚生労働相は「季節性の製造を一時停止してでも、豚インフルエンザのワクチンを早急に作る態勢を組みたい」と、豚インフルエンザのワクチンを季節性インフルエンザに優先して製造する方針を示しました。

これに対し、厚労省の新村血液対策課長は、「今冬向けの季節性ワクチンも製造する」と説明しました。

ワクチン製造の意思決定の責任課は血液対策課です。

私も、かつて血液対策課長を務めたことがあり、しばしば苦渋の決断を迫られました。

断片的な情報によれば、豚インフルエンザは脅威です。

免疫がない集団内で流行すれば死亡する人が出てくると予想されます。

メキシコは、世界各国へ飛び火している状況から、目下、その流行状態である可能性があります。

流行状態下において百数十人の死亡者というリスクを、季節性インフルエンザのリスクと慎重に比較して、責任者は決断を下さなければなりません。

時間をかければ、製造プラントを増設して、両ワクチンとも製造することは可能ですが、今年中に、となると選択を迫られることになります。

免疫がない集団内で流行すれば死亡する人が出てくる、というのは季節性インフルエンザでも同じです。

我が国の死因統計上はこうなっています。

 

インフルエンザを死因とする死亡数

2002年   358人

2003年  1171人

2004年   694人

2005年  1818人

2006年   865人

 

季節性ワクチンの製造を中止すれば、これらの死亡者数が増加します。

国際交流

2009 年 4 月 27 日 月曜日

福岡県にいて国際化を考える時、韓国や中国を意識せざるを得ません。

航空会社が発表している福岡空港から主要都市までの距離(マイル)を近い順に並べると次の通りです。

 

空港(マイル)

釜山93)、鹿児島(125)、宮崎(131)、

済州157)、高知(187)、出雲(188)、

ソウル242)、大阪(287)、名古屋(374)、

上海381)、静岡(451)、沖縄(537)、

台北561)、東京(567)、新潟(572)、

北京620)、仙台(665)、札幌(882)

 

釜山は同じ九州内の県より近く、済州は中国四国より近く、ソウルは近畿より近く、上海は中部より近く、台北は関東より近く、北京は東北より近いのです。

韓国の入学式シーズンは3月なので、これまでは日本との国際交流にはあまり支障はありませんでした。

近年の韓国は、国際化対応に熱心です。

韓国と陸続きの近隣国、中国やロシアは秋入学です。

豚インフルエンザ

2009 年 4 月 26 日 日曜日

昨日、世界保健機関(WHO)は専門家による緊急委員会を開催し「現在の状況が国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態になっている」と発表し、すべての国へ豚インフルエンザの感染拡大を防ぐため警戒を強めるよう求めました。 

米疾病対策センター(CDC)は、豚インフルエンザの感染拡大を封じ込めるのは困難と述べ、大流行への強い懸念を示しました。

インフルエンザの流行は、地域経営上の視点でも大きな影響があります。

インフルエンザが流行すると、全国で数百億円の医療コストが余計にかかるといわれますが、流行にあわせて医療費の財源が自動的に増えるような仕組みではないので、地域経営上はどこかに皺寄せがきます。

おまけに、インフルエンザが流行すると、地域の消費活動は落ち込みます。

http://www.murc.jp/report/research/2002/02100.html

(インフルエンザの流行と個人消費の関係)

インフルエンザ流行年には、レジャー活動や買い物の頻度が落ち、被服や外食などへの出費が抑制されます。

鳥インフルエンザや豚インフルエンザが新型インフルエンザに変異して大流行した場合、国民の4人に1人が感染し、最大約2500万人が医療機関を受診、約200万人が入院すると想定されています。

インフルエンザ治療の一人あたり医療コストは、外来で最低8千円、入院で最低10万円は要しますので、重症化した人の医療コストも考慮すれば、ざっと見積もっても1兆円の医療財源を確保しなければ、地域経営は苦しくなります。

有名化計画

2009 年 4 月 23 日 木曜日

私は、JICA(国際協力機構)に勤務していたことがあります。

緒方貞子理事長を迎えて独立行政法人に移行しようとしていた頃のことです。

当時はODA予算への風当たりが強く、JICAの事業内容を国民に理解していただくことが課題でした。

そこで「JICA有名化計画」プロジェクトが発足しました。

http://www.dentsu-pr.co.jp/casestudies/case01.html

※ このプロジェクトは、2004年国際PR協会のコンクールで最優秀賞(日本からは唯一の受賞)を受賞しました。

このプロジェクトの「外から見たJICA」調査では、JICAは国民にとって「何をしているのかわからない」「必要かどうか判断できない」組織であるという結果でした。

職員への「内から見たJICA」調査では、「事業さえまじめにやっていればちゃんと評価されるはず」という意識で職員は業務を行っているという結果でした。

「内」と「外」に大きなギャップが存在しました。

まさに、これまでの「保健医療経営大学」の姿です。

 

JICAでは、国民にアピールする環境を整備するために、まず、職員の広報意識を高めるインナーキャンペーンが展開されました。

春入学で秋卒業

2009 年 4 月 11 日 土曜日

3年半で卒業できるのであれば、春入学で秋卒業というパターンもあり得ます。

秋入学の先駆的存在の早稲田大学商学部でも、2005年度以降、春入学者についても、3年半卒業制度を適用しています。

早稲田大学の例では、春入学、秋入学を問わず、第5セメスター終了時、第6セメスター終了時、第7セメスター終了時に、それぞれの段階で設定された必要単位以上を修得し、かつ、一定以上の総合成績であることなどの条件がクリアできれば、第7セメスター終了時(在学年数3年半)での卒業が認められます。

本学においても、3年半卒業は秋季入学生のみに開かれたチャンスではありません。春季入学で青年海外協力隊( http://www.jica.go.jp/activities/jocv/ )への派遣を志す学生は、派遣期間の2年間と派遣前研修の半年間の計2年半の必要期間を(秋派遣にあわせて春学期から)休学しても、修学期間を3年半とすることにより春卒業のタイミングとすることが、制度上、可能です。

秋入学で春卒業(2)

2009 年 4 月 10 日 金曜日

3年半卒業以外にも、秋入学で春卒業の手段はあります。

たとえば卒業を半年間だけ延期するとか。

半年短縮と違い単位取得計画にゆとりが出来ますが、大学を4年半かけて卒業することになり、あまりお勧めできる手段ではありません。

就職を急がなくてもよい、周囲の理解がある学生に限られますが、青年海外協力隊( http://www.jica.go.jp/activities/jocv/ )への派遣を志す学生であれば、派遣期間の2年間と派遣前研修の半年間の計2年半の必要期間を(春派遣にあわせて秋学期から)休学することにより、4年間の修学期間で春卒業のタイミングとすることができます。セメスター制なので休学後の復学にも無理がありません。

多くの大学は連続休学期間の上限を2年間(1年以内を原則とし、特別の理由がある場合は1年を限度として延長)としており、本学の原則もそれに倣っていますが、留学や国際協力のための休学については例外扱いにできるように定めていますので、本学では在学生の青年海外協力隊派遣を制度的に支援することができます。

就職後の休職派遣は職場の理解が得られなければ困難なので、無理なく青年海外協力隊派遣経験を人生設計に組み入れたい人は、秋入学で春卒業は効率的な選択肢となります。