厚生労働省ホームページの「新型インフルエンザワクチンQ&A」が更新されました。
膨大な数のQ&Aです。
いくつかピックアップして紹介します。
Q 今回の新型インフルエンザワクチン接種事業の目的は何ですか?
A 今回の新型インフルエンザウイルスは、感染力は強いのですが、多くの感染者はかかっても軽症のまま回復しています。また、タミフル等の治療薬も有効です。
ただし、国民の大多数に免疫がなく、感染が拡大する可能性があることや、糖尿病やぜん息などの基礎疾患がある方や妊婦さんなどが重症化する可能性が高いことが懸念されていました。また、健康な成人の方の中でも重症化する方や死亡される例は見られています。
今回の新型インフルエンザワクチンの接種は、死亡者や重症者の発生をできる限り減らすこととともに、こうした患者さんが集中発生して医療機関が混乱することを防ぐことを目的としています。
Q 流行のピークが過ぎたあとに、ワクチンを打つ意味はありますか?
A 新型インフルエンザの患者数は、全国的には減少傾向ですが、まだ全国で1週間に約35万人が新しく新型インフルエンザにかかっていると推計され、油断はできません。
また、過去のパンデミックインフルエンザの経験では、一度流行が終息した後にも再流行することがあり、今回の新型インフルエンザにおいても今後再流行が起こる可能性があります。そのため、新型インフルエンザワクチンを接種することにより、今後起こりうる再流行に備えることができます。
ただし、インフルエンザウイルスが変異することにより、今回の新型インフルエンザワクチンを接種しても期待する効果が得られなくなることがありえます。
Q ワクチンはいつ、どこで接種できますか?
A 新型インフルエンザワクチンは、それぞれの接種対象者ごとに各都道府県が設定した時期から接種を受けることができます。2月上旬には全ての都道府県で、すべての方が接種可能となりました。
接種を受けることができる医療機関については、市町村のホームページや広報資料などをご覧下さい。
Q ワクチン接種の費用はいくらですか?
A 今回の新型インフルエンザワクチンの接種費用については、接種を受ける方に実費をご負担いただくこととしております。1回目の接種は3600円、2回目の接種は2550円(ただし、2回目の接種を異なる医療機関で受けた場合は、基本的な健康状態等の確認が再度必要となるため、3600円)です。輸入ワクチンも国内産ワクチンも、1回あたりの接種費用は同じです。
ただし、所得の少ない世帯の方などについては、費用負担の減免措置注)が市町村によって行われます。
注:市町村民税非課税世帯の方のご負担を軽減できる財源(1歳~13歳未満の方は6,150円、その他の年齢の方は3,600円(基礎疾患を有する方のうちの一部の方は6,150円)に相当する額)が確保されていますが、具体的な費用負担額軽減措置の内容については、各市町村で異なっていますので、お住まいの市町村におたずねください。
Q 今回の新型インフルエンザワクチンは日本国内でどれくらい確保できているのですか?
A 今回の新型インフルエンザワクチンについては、国内産ワクチンは、平成21年10月19日の週から順次、接種を開始しており、平成21年度内に5,400万回分確保できる予定です。
また、海外企業から9,900万回分程度を確保できる見込みです。
注)回数は成人量換算
Q 1歳未満の子どもは接種できないのですか?
A 国内産ワクチンについては、1歳未満のお子様は、予防接種によって免疫をつけることが難しいため、お子様本人は優先的に接種する対象者(優先接種対象者等)に含めず、その保護者を優先的に接種することとしています。
今回の新型インフルエンザワクチンの接種を受けるか否かについては、個人の意思が尊重されるものですが、1歳未満のお子様本人への接種は、免疫をつけることが難しいため推奨されません。ただし、優先接種対象者等以外の方々への接種が開始されるに当たって、保護者の方が、有益性とリスクを十分に考慮した上で、強く希望する場合は、接種を行うことを妨げるものではありません。
※ 輸入ワクチンについては、1歳未満の方に限らず子どもへの接種を保護者の方が希望される場合には、その有益性と危険性、国内産ワクチンとの違いについて医師と十分相談をしていただき、慎重に判断していただくこととしています。