‘184の輝く瞳’ カテゴリーのアーカイブ

平成22年度入学式学長式辞

2010 年 4 月 4 日 日曜日

新入生、編入生のみなさん、保健医療経営大学へようこそ。

そして、みやま市へようこそ。

みやま市には、名所旧跡がたくさんあります。

その中のひとつ、清水山は、桜の名所で、今が一番の賑わいです。

清水山は大学のすぐ東にありますが、この山に清水寺というお寺があります。

平安時代の初め(806年)に、最澄大師が、有明海の東方の山中に美しく輝く光を求めて、雉を道案内にこの山に分け入り、苔むした合歓の霊木を見つけました。

最澄大師は、この合歓の立木を刻んで2体の千手観音の木像を作り、1体をみやまの清水寺へ、もう1体を京都の清水寺に祀った、という由来のお寺です。

この清水寺の本堂の脇に、賓頭盧(びんずる)さんという仏像があります。

通称は「なで仏様」と言われ、病気のところを撫でると治る、と信仰されています。

賓頭盧さんという人は、お釈迦様の弟子、十六羅漢の筆頭だった人です。

賓頭盧さんには、病気の人や体の不自由な人を助けたりする神通力があり、お釈迦様から「この世にとどまって仏法を守り、人間の病を癒し、多くの衆生を救いなさい」と命令された方です。

また、お釈迦様の元では500人の僧が修業していました。それが五百羅漢ですが、清水寺への参道途中には五百羅漢の地蔵があります。

保健医療経営大学は、我が国の医療の改善に貢献し、多くの人々を救うことに役立つ人材を育てることを目的とした大学です。

お釈迦様が賓頭盧さんへ命じたことと同じことを目的に学ぶ学生のための大学が、清水寺を臨むこの地に設立されたのも、何らかの縁を感じます。

自然豊かなこの地域は、古来より、人間性を磨き輝かせる環境として最高の条件を備えています。

無味乾燥な現代社会にあっても、人間として生きる上で本当に大切なものを気付かせてくれる、人々の生き様が息吹いています。

たとえばみやま市は、あいさつ日本一の市として様々な運動を展開しています。

大学生活の期間は、長い人生の中のほんの数年間にすぎませんが、この数年間を充実して過ごせるかどうかがみなさんの人生を決定づけます。

みなさんが、目的を見失うことなく、このみやま市での大学生活を満喫されることを願いまして、歓迎の挨拶といたします。

社会保障制度概論(36)

2010 年 2 月 4 日 木曜日

昨日、「社会保障制度概論」の定期試験を行いました。

入学前には社会保障に疎かったであろう学生たちが、一年で、このような問題にチャレンジできるほどに成長しています。

(Q3以降は社会福祉士国家試験過去問をアレンジしたものです)

 

Q1 「自助」「共助」「公助」というキーワードを用い、後期高齢者医療制度を運営する財源について解説せよ。

 

Q2 一般病床の入院患者が144人、療養病床の入院患者が48人、外来患者が200人の病院があります。

Q2-1 この病院の医療法基準による標準医師数は何人ですか。

Q2-2 この病院の医療法基準による標準看護職員数は何人ですか。

 

Q3 国際比較の観点から見た我が国の医療に関する次の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。

 1 人口当たりの病床数は、先進諸国の中で最も多い水準にある。

 2 平均在院日数は、先進諸国の中で最も長い水準にある。

 3 医療費に占める薬剤費の割合は、先進諸国の中で最も高い水準にある。

 4 国内総生産(GDP)に占める医療費の割合は、先進諸国の中で最も高い水準にある。

 5 老人医療費の増加が著しく、国民医療費全体の3分の1に達している。

 

Q4 医療保険の給付水準についての次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

 1 健康保険の法定給付率は、被保険者本人8割、家族入院8割・外来7割である。

 2 保険診療費の一定割合が患者の負担になるが、これが過重にならないようにするために高額療養費が支給される。

 3 市町村国民健康保険の療養の給付率は、年齢にかかわらず、入院、外来とも7割である。

 4 医療保険制度の保険給付は,医療給付のみで現金給付はない。

 5 医療給付の対象者については,原則として日本人に限るという国籍要件がある。

 

Q5 次の社会保険制度のうち、原則として給付費に対する国庫負担が行われないものを一つ選びなさい。

 1 国民健康保険

 2 組合管掌健康保険

 3 後期高齢者医療

 4 介護保険

 5 国民年金制度の基礎年金

 

Q6 最近の我が国の社会保障に関する次の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。

 1 経済成長の鈍化にもかかわらず、社会保障給付費は毎年増加を続けている。

 2 社会保障給付費の内訳を部門別に見ると、おおむね医療が6割、年金が3割、福祉その他が1割という構成になっている。

 3 租税・社会保障負担の対国民所得比は、西欧主要諸国に比べるとなお低い水準にとどまっている。

 4 老齢年金や老人医療、老人福祉など、高齢者関係の給付費は、社会保障給付費全体の6割を超えている。

 5 社会保障の財源は、被保険者や事業主の保険料、国民負担等によって賄われている。

 

Q7 我が国の医療保障制度の歴史的な展開に関する次の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。

 1 医療保険制度は、終戦直後に創設された健康保険制度及び国民健康保険制度を基礎として発展してきた。

 2 高度経済成長の中、全国の市町村に国民健康保険制度の実施が義務づけられ、昭和36年には、国民皆保健が実現した。

 3 福祉元年といわれた昭和48年には、老人医療の無料化や高額療養費制度の創設、被扶養者の給付率の引き上げなど、給付内容の改善が図られた。

 4 経済が次第に低成長期に入る中で医療保険制度も再編の時代を迎え、1980年代には老人保健制度の創設や健康保険の被保険者本人の定率負担導入等の対応が行われた。

 5 現在、高齢化のさらなる進展の中で医療保険は抜本改革の時期を迎えており、診療報酬体系、薬価制度、高齢者医療制度等のあり方について活発な議論が行われている。

ローカルFMに生出演しました

2009 年 10 月 25 日 日曜日

昨夕、午後5時15分から10分余り、ドリームスFMに出演しました。

収録は、久留米市六角堂広場のサテライトスタジオ。

パーソナリティーのダニー・ババさんの「馬場100選」コーナーで、本日の「食の祭典」と「大学祭」のPRをしました。

(筑後スローフードフェスタ2009について)

スローフードとは、生産者の心が見える食材です。

筑後の活力を支えているのは第一次産業です。

筑後地域16市町村で多彩なイベントが行われています。

(みやま市での25日のイベントについて)

40種類のスローフードが食べ放題の「みやまてんこ盛りバイキング」や「みやま田舎んもん市場」が待っています。

スローフードの食材は加工されると別の姿になります。

「食の祭典」では、加工する人の心も見える、こんにゃくづくり体験、まんじゅうづくり体験、うどん打ち体験、ジャムづくり体験、味噌づくり体験などの体験コーナーが盛りだくさんです。

(他の企画について)

ありあけ新世高校生がソーラークッカー(太陽熱調理)の実演をします。

誠修高校生がハンドマッサージによる癒しを演出します。

一日限りのフィットネスクラブもオープンします。

結城登美雄氏の「地域で支え合う食と農」の講演会があります。

保健医療経営大学の大学祭が同時開催です。

音楽サークルのライブがあります。

茶道部による「大学茶屋」もあります。

(コーナーのまとめとして、ダニー・ババさんが一句、川柳「馬場百選柳」を披露)

五七五といえば「連句興行」もあります。

楽しいことばかりですので、皆さん、遊びに来てください。

10月25日(日)は本学の大学祭です

2009 年 10 月 22 日 木曜日

保健医療経営大学が本学キャンパスで初めての大学祭を実施します。

(昨年は聖マリア学院大学の「マリア祭」に相乗りさせていただきました。)

第1回みやま「食の祭典」も同時開催です。

(「食の祭典」は、福岡県が進める「筑後スローフードフェスタ・地域イベント」のひとつです。)

「みやまてんこ盛りバイキング」「みやま田舎んもん市場」「こんにゃくづくり体験」「まんじゅうづくり体験」「うどん打ち体験」「ジャムづくり体験」「味噌づくり体験」「瀬高たかなプレート」など、多彩なこだわりのある「食」が本学に集まります。

「みかん狩り体験」バスも本学から出発します。

特別講演は結城登美雄先生(演題は「地域で支え合う食と農」)。

1日限りのフィットネスクラブ(Mフィット)もオープンします。

近隣高校の協力によるハンドマッサージコーナーやソーラークッカー(太陽熱調理)の実演などもあります。

音楽サークルのライブもあります。

「大学茶屋」(茶道部)の隣室では「連句興行」や「絵手紙体験」イベントが開催されます。

 

次の日曜日、10月25日の朝9時から始まります。

駐車場は完備していますので、遠来の方々も、是非おいでください。

(みやま柳川ICから10分です)

情報管理

2009 年 7 月 28 日 火曜日

情報管理の「実際」は、個人情報の保護を例として講義しました。

医療機関には、時に有名人(タレント、街の有力者)が受診します。

カルテには病名や家族構成など個人情報がたくさん記載されています。

しかし、決して、そのことを友人や家族にも漏らしてはなりません。

院内でも、業務に関係ない同僚にも漏らしてはなりません。

有名人であろうとなかろうと、自分の個人情報を他人に知られたくない方はたくさんいます。

医療機関には、その方の思いを命がけで守る責任があります。

PCや情報媒体紛失などで受診者情報が大量に流出してしまう事件もしばしばあります。

匿名やイニシャルであれば問題ないだろう、ということはありません。

人口が密集していない小地域では、同一生年月日の人は数名しかいません。

性別や住所などの情報が加われば、一人に絞れてしまいます。

某地区の何年何月何日生まれの男性が○○病で受診した、という情報があれば、たまたまその地区の集会で出会った男性から生年月日を聞いただけで、「あなたは○○病ですね」と言い当てることができます。

クレジットカード、携帯電話、タスポなどの利用情報が、刑事訴訟法に基づいて捜査当局から照会されることもありますが、医療機関に対しても、患者情報について捜査当局から照会されることがあります。

個人の病気に関する情報は、あらゆる情報の中でも秘密を保護すべき度合いが高い情報ですので、たとえ捜査当局からの照会であっても、照会事項を慎重に検討し、提供情報の範囲を吟味する必要があります。

接遇

2009 年 7 月 27 日 月曜日

保健医療の業務は人を相手にする業務です。

経営者いえども例外ではありません。

駆け出しの頃には日常的に患者応対がありますし、裏方に回っても医療従事者との接触は欠かせません。

帳簿とコンピュータを睨んでばかりでは経営はできません。

人材管理の「実際」としては、接遇の重要性を題材にしました。

 

        身だしなみ

表情

態度・動作

言葉使い

気配り

 

学生たちには、これらの重要性について理解し、実践できる人材に育ってもらいたく思います。

しかし、「実際」は、これらだけでは足りません。

患者や医療従事者との応対で最も重要なことは、応答内容の正確さです。

現場では、窓口支払いのこと、公費負担医療の適用の可否、退院の見込み ・・・等々、様々な具体的な質問が寄せられます。

これらの質問に、ひとつたりとも、間違った答えをしてしまったら、どんなに愛想よく応対したとしても、組織全体の信頼は失墜します。

接遇の現場は、接遇研修で簡単に身に付くようなものでなく、日常的な学習を裏づけとした真剣勝負の場であることを理解してもらいたく思います。

5S(ファイブ・エス)

2009 年 7 月 26 日 日曜日

明日は、保健医療経営学概論の最後(15回目)の講義です。

オムニバス方式で、複数の教員がそれぞれの専門領域について導入講義を行ってきました。

最後の授業は、保健医療経営「学」という学問の導入ではなく、保健医療経営の「実際」を具体的にイメージしてもらうことが達成目標です。

これまでの講義で、施設管理(設備管理、物品管理、在庫管理 ・・・)、情報管理(医事情報管理、個人情報管理、情報公開 ・・・)、危機管理(事故防止、事故時対応 ・・・)、人材管理(人材採用、人材育成 ・・・)などについて学んできた学生たちに、それらの具体的なイメージを把握してもらうには、実践の実例を示す必要があります。

施設管理の実例としては、5Sを題材にしようと思います。

5Sとは、整理、整頓、清掃、清潔、躾のローマ字の頭文字を並べたものがオリジナルですが、少し強引に「S」を並べた感があり、それぞれに補足的な語釈を加えなければ真意が誤解されがちです。

5Sは、英訳されて海外でも普及しています。

どちらかといえば、英訳のほうが真意が素直に伝わります。

 

        整理(sorting):要るものと要らないものを区分します。

        整頓(set):何を、どこに、どのように置くかを決めて実施します。

        清掃(shine):ゴミをなくすこと。異常(ゴミ)を発見(点検)し、早期に解決します。

清潔(standardize):すべてを最高の状態にします。

躾(sustain):上記4Sを維持します。維持管理のためのルールを確立します。

 

整理から躾に向かうほど、実施の難易度が上がります。

5Sがどのくらいできているかは、施設管理がうまくいっているかどうかの尺度となります。

模擬授業

2009 年 7 月 25 日 土曜日

福岡県は昨日来の記録的豪雨で、どのくらい来ていただけるか心配ですが、本日は本学のオープンキャンパス開催日です。

恒例の模擬授業は、野崎講師による経済学入門『M&Aって何だろう?』

企業合併・買収の意味と、買収防衛策についてのわかりやすい解説です。

普段、よく耳にする言葉です。

ニュースで何度も繰り返し流されるうちに何となく分かったような気分になりますが、実は何もわかっていません。

世の中にはそのような言葉がたくさんあります。

社会保障

健康保険

診療報酬

医療崩壊

 ・・・

私たちにとって非常に重要な言葉であるにかかわらず、国語辞典のように単純な解釈で理解できるような概念ではないので、腰を落ち着けてじっくり考える機会がないと、言葉だけが上滑りで記憶されることになってしまいます。

真の理解がなければ、その概念を人に伝えることはできません。

言葉を組み合わせて、理論を構築することもできません。

理論を重ねて学問を深めることもできません。

大学というところは、ひとつひとつの重要な言葉や概念を、じっくりと考える機会が与えられ、言葉を操る能力を身に着けることができる場です。

模擬授業で、大学教育の一端を体験していただきたく思います。

校名変更に関する記事

2009 年 7 月 24 日 金曜日

AERA』(‘09.7.20号)の記事<「校名変更」の費用対効果 名前を変えて生き残れ>にコメントを寄せられている倉部史記氏(早稲田塾SOHKEN(総合研究所)・主任研究員)が、「大学プロデューサーズ・ノート」というブログを書かれています。

ここにも、校名変更についての氏の所感が述べられています。

http://www.wasedajuku.com/wasemaga/unipro-note/2009/07/post_460.html

AERA』の「校名変更した大学と、受験者数の変化」の表についての氏のコメント引用です。

===(引用はじめ)========================

30校のうち12校に、2008年の受験者数が書かれていないという事実も、重い。

既になくなってしまった大学も含まれていますが、大半は、「受験者数が非公表」なのです。

こうした数字を非公表にしている大学は、「非公表にするだけの理由がある」ととられても仕方ありません。

そういう大学が、次々に校名変更をしているのも、れっきとした事実なのですね。

ちなみに、受験生数が伸び悩んでいても、すべてを明快に公表し、その上で大学の良さや理念を訴えようと尽くす大学だってあるのです。

個人的には、校名を変え体裁だけ取り繕うよりも、情報公開を徹底的に行う教育に真摯な大学の方を、受験生には勧めたいです。

===(引用おわり)========================

この、リンクの部分をクリックすると、参照先の記事は保健医療経営大学のことでした。

大学教育の専門家に気をかけてもらい、ありがたい限りです。

期待に背かないよう、頑張らねばなりません。

保健医療経営大学と国際協力(2)

2009 年 6 月 24 日 水曜日

限られた財源で効率的に保健医療を運用できる人材、という国際社会が求める人材の育成は、保健医療経営大学の教育目的とぴったり合致します。

保健医療経営大学は、日本の保健医療の現状を改善するために生まれた大学ですが、同時に国際協力人材も育成できるというわけです。

社会保障、とりわけ保健医療については、国ごとに制度がまったく違い、一見、国際的な応用性がまったくないかに思える学問分野なのですが、それを深く学べば学ぶほど、逆に国際的な応用性が拡がるのが面白いところです。

保健医療経営大学では、さらに、国際協力論、国際経営論、国際関係論、国際経済論、海外フィールドワークなどなど、国際的視野を広げるカリキュラムを充実させています。

本学から、国際社会で活躍する人材をたくさん輩出したく思います。

保健医療経営大学と国際協力(1)

2009 年 6 月 23 日 火曜日

開発途上国の援助といえば、先進国の医療技術者が現地入りして医療活動を展開している姿を想像される人が多いと思います。

災害救助の場合には、どうしてもそのような援助が必要となりますが、開発途上国では、災害がなくても、日常的に、予防や治療が可能な病気で命を失う人が大勢います。

日常の保健医療の問題に対しては、先進国の医療技術者を限られた地域に限られた期間だけ派遣しても焼け石に水で、彼らが引き揚げた途端、元の木阿弥となってしまうことも多いようです。

開発途上国に必要なのは、限られた財源で効率的に保健医療を運用できる、持続可能なシステムつくりです。

私は、かつて国際協力機構(JICA)に勤務していた頃、開発途上国からの保健医療協力の要請にうまく応えられなかった苦い経験を何度も味わっています。

保健医療のシステムつくりに長けた人材を派遣できれば要請に応えることができるのですが、残念ながらそのような人材は日本には乏しいのが現実です。

 

JICAに委嘱され、本日より約2週間、ケニアへ出張いたします。

JICAがケニアで展開している終了間近のプロジェクトについて、現地のニーズに応える協力が行われたかどうかを評価することが目的です。

キャンドルナイト

2009 年 6 月 13 日 土曜日

来週の土曜日(6月20日)は夏至前夜です。

この夜19時半から、保健医療経営大学を会場に「第5回木蝋の里みやまキャンドルナイト」が開催されます。

毎年、夏至の夜と冬至の夜に世界規模で開かれる「100万人のキャンドルナイト」 に合わせて開かれるものです。

みやまのキャンドルナイトは和ろうそくの灯りのみで行われるのが特色です。

今回は、「たかたおはなし会」によるブラックシアター(ブラックライトを使った演劇)が楽しめます。

プレイベントとして、18時からキャンドルナイト開場の19時まで、「市民公開講座(特別授業・やっぱ英語はおもろナイト!)」を開催します。

学習塾講師や予備校講師等の豊富な経験があり、本学では英語/英会話/ビジネス英語を担当している小手川先生が、英語をおもしろく学ぶヒントを伝授します。

コアジサシの孵化

2009 年 6 月 10 日 水曜日

本学グラウンドに、かわいい雛がたくさん動いています。

昨年はカラスや動物にかなりの巣が荒らされ、確認できた雛はごくわずかでした。

今年は、あちらにもこちらにもという感じで、さらに、まだまだたくさんの卵が親鳥に温められて孵化を待っています。

本学の学生数も、このコアジサシにあやかって飛躍的に増加することを願っています。

大学紹介パンフが出来ました。

2009 年 6 月 5 日 金曜日

「役たつ大学」を基調コンセプトとして、保健医療経営大学を紹介するパンフが出来上がりました。

本学に興味を持った人がこの一冊で全体像がつかめる、そんなパンフを目指して編集しました。

学生も教員もたくさん登場しています。

大学紹介パンフは単なるイメージ広告であってはなりません。

若い人のこれからの人生を左右するかもしれない情報です。

本学について、誤解の余地なく、きちんと説明する責任があります。

既存の大学にない新しい学問分野の説明になりますので、どうしても文字数が多くなってしまいます。

大きな活字と写真だけを拾い読みしても概略が把握できるような配慮をしました。

現物を手にとっていただければ幸いです。

(資料請求 http://www.healthcare-m.ac.jp/admission/prospectus.html してください。)

 

秋入学に関しては、学年暦に秋季入学を組み込み、平成22年度入試情報として、秋季入試(募集人員5名)予定を明示しました。

このパンフは平成22年度入試に向けて作成したものですので、現在願書受付中の平成21年度秋季入試(募集人員126名)については触れておりません。

本年度の秋季入学募集要項は本学学務課( gakumu@healthcare-m.ac.jp )へ請求ください。

秋季入学の願書受付開始

2009 年 6 月 1 日 月曜日

保健医療経営大学の秋入学の出願受付が始まりました。

保健医療経営大学という大学の存在が知られていない壁。

存在は知られていても、その学問内容が知られていない壁。

学問内容が知られていても、その有望性が知られていない壁。

有望性は知られていても、秋入試を実施することが知られていない壁。

これらの壁を乗り越えて、どれだけが受験してくれるものか不安があります。

ひとりでも多く、本学で学んでほしく思います。

たばことの闘い(3)

2009 年 5 月 31 日 日曜日

今日、5月31日は世界禁煙デーです。

そして今日から一週間、6月6日までは禁煙週間です。

禁煙週間のテーマは「煙のない健康的な社会づくり」。

WHOの本年のスローガンは「警告!たばこの健康被害」(Tobacco Health Warnings)。

「たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約」に基づく第2回締約国会議では「たばこの煙にさらされることからの保護に関するガイドライン」が採択されました。

たばこ対策の重点は大きく受動喫煙防止対策にシフトしてきています。

愛煙家には肩身が狭いことでしょうが、もはやたばこは個人の嗜好の問題ではない、というわけです。

今日、あるいは今週は、いろんなイベントが展開されます。

http://www.mhlw.go.jp/topics/tobacco/main.html

大きな額のPR経費が使われます。

このPRで人々の行動が変化することを期待してのことです。

これよりはるかに小さい経費ではありますが、本学は大学PRによって受験生の行動の変化を期待していますが、なかなか本学受験に結びつけることができません。

人々に行動変容を促すのは一筋縄では行きません。

たとえ何億円もかけて禁煙を呼びかけても、愛煙家のほとんどはどこ吹く風です。

スローガンの連呼ではなく、メッセージを浸透させる地道な努力が求められています。

たばことの闘い(2)

2009 年 5 月 30 日 土曜日

健康増進法の施行にともない公共施設での禁煙が一般化してきました。

禁煙については医療機関は先頭を走っています。

敷地内禁煙を徹底している病院も増えてきました。

たばこの害による帰結(肺がん等)を日常的に診ている施設なので当然のことでしょう。

大学は最後尾でしょうか。

職員にも教員にも愛煙家が多いようです。

そして学生も喫煙しています。

本学のように、医療に密接した教育機関はどうあるべきでしょうか。

答えはおのずと明らかです。

敷地内禁煙など厳しい規程を作り、禁煙を強制するという手段もありますが、それは、どちらかといえば安易なやり方です。

たばことの闘いは、医療経営者が必ず直面する課題です。

強制するやり方以外での課題解決を迫られる場面もあるでしょう。

本学では、喫煙者と禁煙者とが共存できる最適な環境づくりを試行錯誤してゆきたく思います。

まずは喫煙者に喫煙マナーを守らせるところから。

大学には実践教育のヒントがいっぱい転がっています。

たばことの闘い(1)

2009 年 5 月 28 日 木曜日

みやま市の歳入の中に、たばこ税が1億9千万円あります。

たばこを吸う人が増えれば増えるほど税収が増えることになります。

(厳密には、市内でたばこを買う人が増えるほど、ということになります。)

しかし、たばこが原因となる病気や火災への出費も馬鹿になりません。

先人たちの研究により、たばこの収支バランスは、支出超過だろうというのが定説です。

たばこが1箱千円になればどうでしょうか。

税収はぐんと増えます。

あるいは、値上げを機会に止める人が激増し、税収は激減するかもしれません。

たばこについては悩ましい課題がたくさんあります。

まずは学内の喫煙をどうするか。

法令・制度への対応

2009 年 5 月 25 日 月曜日

今日の1時限目は、保健医療経営学概論の私の講義。

本日のテーマは「法令・制度に対する現場での対応」

保健医療分野の経営者になるためには、膨大な数の法令・制度を知る必要があります。

保健医療経営大学の設立理由のひとつです。

厚生労働省の法令等データベースシステムには、2000以上の法律、政令、省令、規則、基準などが掲載されています。

http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/html/hourei/contents.html

憲法(日本国憲法)

総則(国家行政組織法はじめ152の法、令、規則等)

統計情報(人口動態調査令はじめ14)

医政(医療法はじめ172)

健康(健康増進法はじめ196)

医薬食品(薬事法はじめ152)

食品安全(食品安全基本法はじめ49)

労働基準(労働基準法はじめ71)

安全衛生(労働安全衛生法はじめ210)

労災補償(労働者災害補償保険法はじめ40)

勤労者生活(勤労者財産形成促進法はじめ72)

職業安定(雇用保険法はじめ118)

高齢・障害者雇用対策(障害者の雇用の促進等に関する法律はじめ29)

職業能力開発(勤労青少年福祉法はじめ39)

雇用均等・児童家庭(児童福祉法はじめ131)

社会・援護(社会福祉法はじめ196)

障害保健福祉(障害者基本法はじめ127)

老健(老人福祉法はじめ144)

保険(健康保険法はじめ210)

年金(厚生年金保険法はじめ101)

労政(労働組合法はじめ15)

 

これらのすべてについて熟知する必要はありません。

課題に直面した時に効率的に調べることができればよいのです。

しかし、せめて半数(約1000件)くらいは「聞いたことがある」、3割(約600件)くらいは「勉強したことがある」、1割(約200件)くらいは「よく知っている」、1%(約20件)くらいは「熟知している」状態で卒業してもらわないと社会の期待に応えることができません。

講義では、熟知しておくべき法律として、医療法を題材にします。

私には馴染みの法体系ですが、新入生には初めての知識です。

これから卒業までに何千回も接することになるであろう法体系の第一回目の接点となります。

聖マリア学院大学との連携協力

2009 年 5 月 21 日 木曜日

本日、聖マリア学院大学と保健医療経営大学は包括的な連携協力に関する協定を締結しました。

 

1.この協定は、両大学が各々の建学理念に基づき、包括的な連携の下、高等教育機関として擁する知的、人的、物的資源の有効かつ円滑な相互活用を促進し、以って両大学の教育研究並びに地域貢献活動の充実・発展に資するものとして締結する。

 

2.両大学の連携は、双方の学生及び教職員の相互交流、並びに施設・設備の共同活用等を促進することにより、次の事項について行うものとする。

1)学術機関としてより高度の教育研究体制の構築に関する事項

2)地域に根差した大学として社会貢献・地域共創の推進に関する事項

3)その他両大学が協議して必要と認める事項

 

聖マリア学院大学と保健医療経営大学は、同じ聖マリアグループ内の学校法人なので、協定を締結するまでもなく、開学時より、教員の交流や本学学生のマリア祭(聖マリア学院の大学祭)への参加など、緊密な連携協力を行ってきていますが、学校法人としては別人格なので、ここは公式に協定を締結しておこう、という運びで今日の締結に至ったものです。

これを契機に、学生のサークル活動や教員の研究活動の合同実施の気運も高まってくると思います。

1足す1は、2以上のものを生み出すことでしょう。

三潴音楽フェスティバル

2009 年 5 月 15 日 金曜日

明日、久留米南部商工会青年部が主催する「第一回 Dramatic Sound in 三潴」に保健医療経営大学の音楽サークルが出演し、2曲演奏します。

 

「今からの日本経済の活性と地域の絆を作る

筑後地区の起爆剤になる音楽祭です」

5月16日(土)

開場 12:30 開演 13:30

会場 三潴総合体育館

入場料 1000円 小・中・高校生は無料

詳しくは久留米南部商工会(0942-64-3649

大分大学の秋季入学

2009 年 5 月 13 日 水曜日

立命館アジア太平洋大学(APU)や別府大学がある大分県の国立大学、大分大学では、大学院の後期入学は実施されていますが、学部では実施されていません。

ただし、医学部医学科についてのみ、10名の定員枠で、第二年次後学期の編入学(10月入学)が行われています。

http://www.oita-u.ac.jp/english/exchage/21igakusi.pdf

医学以外の学問を修めた大学卒業者(9月30日までに卒業見込みの秋季卒業を含む)に出願資格があります。

(学生募集要項「目的」抜粋)

「これからの医療人には、幅広い人間性、人間への深い洞察力、高い倫理観、コミュニケーション能力、より高い問題解決能力、そして生涯学習意欲が求められています」

「上記の資質を備え、かつ、明確な問題意識を持って改めて医学を目指す方に、編入学の道を開くことによって、多様な専門能力と適性を有する人材を学生として迎え入れたいと考えています」

「単に臨床医を志向するだけでなく、臨床研究または、生命科学、予防医学分野の研究を積極的に志向し、国際医療協力に携わるような国際性を備えた医師や研究者を育成することを目的としています」

 

保健医療経営大学の学生の中には、入学試験に何度も失敗してしまったために医師を断念し、保健医療経営学に新たな活路を見出した者が何人もいます。

キーワードとされている、人間性、洞察力、倫理観、コミュニケーション能力、問題解決能力、国際医療協力というのは、保健医療経営大学の卒業生が備えるであろう資質です。

本学を回り道して医師になる者がいれば、日本の医療界はぐんと明るくなることでしょう。

英語公開講座

2009 年 5 月 13 日 水曜日

昨夕、本学の英語公開講座の開講式が行われました。

英語学の佐藤教授により、4つのコースが隔週、19時から開講されます。

http://www.healthcare-m.ac.jp/faculty/opencourse.html

初級講座(入門者向き):英語を1からやり直します。

中級講座(英検準2級以上レベルの人向き):英検準2級・2級レベルのテキストを使用して進めていきます。毎回、受講者作成の詩歌一首の翻訳を試みます。

上級講座(英検準1級・1級取得者、新聞英語に関心のある人向き):英検準1級・1級の過去問を精読しながら、英字新聞も読んでいきます。

特級講座(英語教員、英語の古典に関心のある人向き):本年は古英語 (西暦 1100年頃までの英語) を楽しく勉強していきます。来年度は中英語(11001500 年頃までの英語)、再来年度は初期現代英語 (特に, シェイクスピアの英語)の勉強を継続してやっていく予定です。現代英語だけでは解決のつかない問題が面白いように解けるようになります。

 

どのコースも90分×17回の長丁場ですが、計三十名以上の参加があります。

保健医療経営大学の一期生、二期生も数名、上級コースに仲間入りします。

学生と地域の方々との接点が増すことを嬉しく思います。

大学説明会

2009 年 5 月 8 日 金曜日

今日は、高校の先生方を対象にした大学説明会。

30校あまりの高校の参加がありました。

実は、開学2年目の本学には、それだけの高校を一堂に集めれるほどの誘引力はありません。

本学と同じ聖マリアグループの聖マリア学院大学の大学説明会に相乗りさせていただきました。

本学の説明者は、情報科学の萬代講師。

コンセプトを伝えるのに与えられた時間を目いっぱい使うことになりましたが、ひとりの脱落もなく学生たちが勉学に励んでいることを伝えるのも忘れません。

学生たちは、保健医療経営大学の自慢(誇り)です。

私の出番では、秋入学のPRもしました。

高校の先生方と秋入学の対象者(浪人生)との接点がなければ無意味なPRとなりますが、今も昔も、卒業後も慕われ続ける先生はおられるものです。

INSEAD(インシアッド)(5)

2009 年 5 月 5 日 火曜日

INSEADがシンガポールでMBAプログラムを開設したのは、つい最近、2000年のことです。

開設年の入学者数はわずか53人(26か国)でした。

わずか数年で入学者数が激増し、ビジネススクールとして確固たる地位を得たのは、世界を視野に捉えた教育理念に微塵たりとも揺らぎがなかったためでしょう。

保健医療経営大学も、スタート時点での学生数が少なかったからといって、教育理念は揺らぎません。

世の中に役立つ人材の輩出機関として確固たる地位を得れるものと信じています。

ソフトボール大会

2009 年 4 月 25 日 土曜日

本日は、学友会(学生自治会)主催の新入生歓迎ソフトボール大会。

午後1時にプレイボールです。

一期生(先輩)、二期生(新入生)と教職員によるチームが豪華賞品(?)を目指して競います。

グラウンドが広いので、同時に2ゲームの進行ができます。

一期生も二期生も教職員も数が少ないので出席率が高くないとチームが成立しないのですが、何チームも作れるくらいの参加が見込まれています。

心配だった昨夜からの雨も止み、今は暖かい陽が差しています。

レクリェーション保険にも加入。

こういうところは保健医療経営大学らしくきっちりしています。

昨年のソフトボール大会では、あちこちのコアジサシの巣を壊さないような慎重な試合運びを余儀なくされました。

今年は上空を数十羽が舞っていますが、まだグラウンドに卵は見あたりません。

有名化計画

2009 年 4 月 23 日 木曜日

私は、JICA(国際協力機構)に勤務していたことがあります。

緒方貞子理事長を迎えて独立行政法人に移行しようとしていた頃のことです。

当時はODA予算への風当たりが強く、JICAの事業内容を国民に理解していただくことが課題でした。

そこで「JICA有名化計画」プロジェクトが発足しました。

http://www.dentsu-pr.co.jp/casestudies/case01.html

※ このプロジェクトは、2004年国際PR協会のコンクールで最優秀賞(日本からは唯一の受賞)を受賞しました。

このプロジェクトの「外から見たJICA」調査では、JICAは国民にとって「何をしているのかわからない」「必要かどうか判断できない」組織であるという結果でした。

職員への「内から見たJICA」調査では、「事業さえまじめにやっていればちゃんと評価されるはず」という意識で職員は業務を行っているという結果でした。

「内」と「外」に大きなギャップが存在しました。

まさに、これまでの「保健医療経営大学」の姿です。

 

JICAでは、国民にアピールする環境を整備するために、まず、職員の広報意識を高めるインナーキャンペーンが展開されました。

コアジサシの飛来

2009 年 4 月 22 日 水曜日

今年も本学へ絶滅危惧種のコアジサシがやってきました。

昨年はグラウンドの使用頻度が少なかったため、彼女らは安心して本学に営巣しました。

命の尊さを考える題材として、学生・教職員で卵を守り、秋には無事に雛たちを巣立たせることができました。

今年はグラウンドの地域開放などで人の動きが多いので営巣できるかどうかはわかりませんが、コアジサシの飛来は、学生数が満ちるまでの間は、本学の風物詩となりそうです。

成績区分

2009 年 4 月 20 日 月曜日

成績評価は、基本的には各教員の裁量に委ねられます。

「厳しい」教員だと不可が多く、「甘い」教員だと優が多い、といったばらつきは避けられません。

しかし、全教科を横断的に平均すると教員間のばらつきも平準化されてきますので、学生の到達度を総合的に評価するのにGPAを用いるのは適当だと思います。

実態として、平均的な判断は、次のようなものだと思います。

 

この学生は何にもわかっていない、という場合は不可。

わかっているかどうかは怪しいが、出席状況やレポートを加味すれば不可では厳しすぎるかな、という場合は可。

そこそこわかっていそうだ、という場合は良。

よくわかっている、という場合は優。

すごくよくわかっている、という場合は秀。

 

すなわち、GPAが2.0というのは、全教科おしなべて、そこそこわかっていそうなレベルの学生に与えられる評価です。

しかし、この程度の成績では飛び級(早期卒業)はできません。

飛び級は優秀な学生にのみ認められる制度だからです。

礼を失すること

2009 年 4 月 20 日 月曜日

本日の授業、冒頭、後ろの横二列と廊下側の縦一列には着席しないように指示しました。

そのほうが、学生全員が視野に収まり、授業がしやすいからです。

学生たちは保健医療経営学を修学するのですが、そもそも経営学というのは組織を対象とする学問です。

組織は人で構成されるので、人と人との関係性を円滑に保って組織効率を高めることは経営学の大きなテーマとなります。

学生たちにとって最も身近な組織は「大学」ですから、この組織で修学の効率を上げる方策を実践的に学びとってもらいたいと思います。

大学という組織の構成員、教員と学生の人間関係を円滑にするためには、お互いに基本的な「礼」を失するようなことがあってはなりません。

教員は渾身の授業を学生たちに提供しようと教壇に立つのですから、それを一番後ろや端っこの席で迎えるのは失礼というもの。

私は私で、そんな当たり前のことをわざわざ指示するのは、人格の確立した学生に対して失礼なことをしてしまったことになります。

これが組織を運営することの難しさです。