国が消える?

病院という地域の人々が命を預ける施設でさえ、赤字が続けば消えてゆきます。

私たちが生活を預けている日本という国も、ずっと赤字続きです。

国債や借入金などを合計した「国の借金」は6月末時点で860兆円です。

3月末からの3か月間で14兆円も増えています。

国民1人当たり約674万円で、3月末からの3か月間で10万円増えました。

こんなことで、この国は大丈夫なのでしょうか?

金額的に大きすぎるのはともかくとして「国の借金」は、病院や個人の借金ほど深刻にとらえられていません。

日本国民からの借金であれば、それは、自分の稼ぎを自由に使っている家族から家計維持のための借金をするようなもので、多額な借金が可能ということは、それだけ家族の稼ぎがいいということです。

海外からの借金であれば、貸し倒れにはならないとの信用あればこそ貸してくれるわけで、国が消えそうな状態ではないことの証明ともいえます。

怖いのは、家族(日本国民)にお金を貸すだけの余裕がなくなった時です。

借金を膨らし続けることで運転してきた経済が、途端に借金返済に追われる経済に転換します。

そのような国への貸付はリスクが大きいので、海外からの借金も難しくなります。

 

家族(日本国民)の稼ぎぶりについては、国際収支に覗うことができます。

平成21年上半期の国際収支は、貿易・サービス収支では4024億円の赤字でした。

貿易収支は黒字ですが、サービス(旅行・輸送など)収支は赤字です。

貿易収支は、昨年来、黒字幅が大きく縮小し、赤字転落寸前です。

所得収支(証券投資収益など)は6兆7648億円の黒字でした。

貿易の落ち込みをマネーゲームで補っている構図ですが、黒字幅は大きく縮小しています。

資本収支(投資収支など)は7兆7711億円の流出超でした。

資産を削って家計を維持している状況です。

社会保障の維持に必要なお金の借り入れを今後も続けていけるのでしょうか?

借金に依存しなくてすむような体制への変換を急がなければなりません。

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