1施設あたりの入院医療費を見てみましょう。
入院医療費は1病院あたり約15億円で、病院収入の4分の3は入院医療費に依存しています。
平成20年度の病院あたり入院医療費の対前年度伸び率は2.9%でした。
病院の設置者別では次の通りです
大学 3.1%
公的 2.8%
法人 2.6%
個人 -1.0%
伸び率がいちばん大きいとはいえ、大学病院のみが、前回示した施設全体の伸び率を入院医療費の伸び率が下回っています。
1施設あたりの入院外医療費(外来医療費)の伸び率はどうなっているでしょうか。
平成20年度の病院あたり入院外医療費の対前年度伸び率は0.9%でした。
医科診療所の伸び率(0.2%)を上回っています。
病院の設置者別では次の通りです
大学 5.1%
公的 0.7%
法人 0.2%
個人 -2.8%
外来患者が大病院に集中して本来の専門的医療提供機能が損なわれることがないように、との意図で政策的に診療機能の役割分担が推進されているところですが、むしろ大病院へ外来需要が集中してきているようです。
個人病院では、外来収入も大きく落ち込み、入院収入も落ち込んでいます。
小規模病院は相当に厳しい状況に陥っているようです。