1施設当たり医療費という指標があります。
医療施設の立場では、施設あたりの収入ということになります。
平成20年度の統計では、病院は、1施設あたり20億3835万円です。
病院といっても規模は様々で、病床数が多い大学病院だと平均して約130億円となっています。
小規模施設が多い個人病院だと平均6億円強です。
医科診療所は、1施設あたり9443万円です。
保険薬局は1施設あたり1億1085万円です。
平成16年以降、診療所と保険薬局とは経営規模が逆転しています。
経営の観点では、施設ごとの伸び率が気になります。
対前年度比の伸び率は次の通りです。
病 院 2.3%
大学 3.7%
公的 2.2%
法人 2.0%
個人 -1.5%
医科診療所 0.2%
歯科診療所 2.3%
保険薬局 3.0%
単年度だけでは伸び率に上下があります。
過去8年間の対前年度比伸び率の平均は次の通りです。
病 院 1.6%
大学 2.5%
公的 1.0%
法人 1.2%
個人 0.9%
医科診療所 0.2%
歯科診療所 -0.8%
保険薬局 5.4%
歯科診療所は単年度では伸びているとはいえ、傾向としてはマイナス基調です。
保険薬局は安定して伸びています。
大学病院も着実に伸びていますが、人件費その他の経費の伸びをカバーできるだけの伸びであるかは厳しいところです。
そのほかの施設では従業員のベースアップ分すらカバーできないような所が多かろうことが類推されます。
このような状態が、破綻せずに向こう何年も続くとは到底思えません。