インパクトと自立発展性の評価は、プロジェクトそのものではなく、プロジェクトの(空間的、時間的)周辺を評価するものです。
インパクトの評価は、プロジェクトを実施したことによって、当初予想していなかった(あるいは予想はできるものの「計画」外の)影響が発生しているかどうかを評価するものです。
プロジェクトを通じて日本の技術が注目され、プロジェクト以外の分野でも日本のやり方が参考にされるようになった、というようなこともインパクトです。
プラスのインパクトとマイナスのインパクトの両面から評価します。
自立発展性は、プロジェクトが終了した後に元の木阿弥になってしまわないかどうかを評価するものです。
日本からの投入が続いている間はプロジェクト活動は継続しますが、投入が終了、すなわち日本が引き揚げた後も、国の発展に必要な活動が継続されるかどうかを予測して評価します。
制度、財政、組織、技術のそれぞれの側面から評価しますが、国際協力を評価する場合、評価5項目の中では最も重視すべき評価項目だと思います。
評価は客観的に行うよう心がけなければなりませんが、インパクトと自立発展性の評価には、プロジェクトの対象外のことや将来のことを推測したり予測したりする要素がありますので、若干の主観が混じります。
評価者の資質が問われるところでもあります。
昨夜、帰国しました。
本日より大学業務に復帰しています。