国際協力の片方(日本人)だけの体験談を聞くだけでは物足りないかもしれません。
しかし、もう片方(途上国の人々)の話を聞くためには途上国に行かなければならない、というのでは、その機会は限られます。
途上国は、安全(治安)上の理由で渡航制限がかけられているところが多いのです。
私が現在訪問中のケニアは、首都ナイロビ近辺は「十分注意してください」のレベルで渡航可能とはなっていますが、首都から離れた辺地では「渡航の是非を検討してください」、ソマリア国境付近では「渡航の延期をお勧めします」となっています。
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/
(外務省 海外安全ホームページ)
入国できたとしても、真に援助を必要としている人々が生活している地域へは、安全上の理由だけではなく、アクセスの困難さから到達できないことも多く、途上国で国際協力の実態に触れるのは容易なことではありません。
しかし、国際協力の一環として、これらの途上国から、たくさんの人々が日本へ研修に訪れてきています。
研修員の受け入れもJICAの国内機関が実施していますが、各国内機関では、研修機関のアレンジを行うとともに、地域と研修員との交流プログラムもたびたび企画されています。
日本にいても、こういう機会には、母国の発展のために国際協力を求めている人々の生の声を聞くことができます。
たとえば聖マリア病院では、日本の医療を学ぶための研修プログラムがしばしば組み立てられていますので、途上国の人々と接することができる機会もたくさんあります。