検疫体制の強化、感染者の同行者の長期停留など、水際作戦には多大なコストを要します。
SARSのように感染経路が限定的な疾患であれば短期間で終息することも期待できます。
コスト高の対策でも、時限的措置であれば総コストは限定的です。
インフルエンザの場合、過去の経験上、感染拡大後は世界のあちこちに定着常在する可能性が強いと思われます。
国内に流行が拡大すれば水際作戦の意義は薄くなりますが、そうでなければ、水際作戦はエンドレスとなります。
エンドレスということになれば、総コストも青天井です。
国内に流行拡大した場合の総コストより小さいとは思われるものの、国内での流行がいずれ必然的なものであれば、水際作戦への投資は無駄骨(過剰投資)ともなりかねません。
「水際作戦は時間稼ぎ」。
今朝の厚生労働大臣の記者会見コメントでした。
時間稼ぎは、感染爆発の際のリスクを最小化するための有効な手段です。
時間稼ぎしている間に、敵の正体を見極めることができ、有効な対策を備えることができます。
時間稼ぎの間にやるべきことはたくさんあります。
水際作戦に全面的に期待するばかりで時間稼ぎの間に何もしない、というのが最悪の選択です。