原爆被爆者に支給される手当には、6種類の手当と葬祭料(19万9千円)があります。
<保健手当>
爆心地から2キロメートル以内で直接被爆した人と当時その人の胎児だった人への手当です。
被爆者への放射線の影響が桁違いに大きかったのはガンマ線と中性子線ですが、爆心地からの距離ごとの推定被曝放射線量は次の通りです。
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距離(km) 広島(mGy) 長崎(mGy)
ガンマ線 中性子線 ガンマ線 中性子線
0.5 35700 6480 83000 2970
1.0 4220 260 8620 125
1.5 549 9 983 5
2.0 81 0.4 138 0.2
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私たちが受ける自然放射線量は年0.5mGy前後、胸部X線で0.05mGy、体部CT撮影で4mGyですので、2キロ以内で直接被爆した人は、日常の何十年分の放射線量を一瞬にして被爆したことになります。
発がんや胎児への影響が考えられる線量ですので、健康であっても、保健に気を付ける必要があるということで設けられた手当です。
一定範囲の身体上の障害がある人や70才以上で身寄りのないひとり暮らしの人へは月額33800円、そうでない人へは月額16950円が支給されています。
<原子爆弾小頭症手当>
妊婦が爆心地近くで高線量の被曝を受け、胎児への影響で、生まれてきた子が小頭症となった例が数十例ありました。
生まれながらに多くのハンディキャップを背負っていますので、月額47300円の手当が支給されています。
<介護手当>
介護を要する被爆者へは介護手当が支給されています。
介護人を雇った介護費用について、重度障害の場合は月額104970円、中度障害の場合は月額69720円を限度額として支給されています。
介護人を雇わずに重度障害被爆者を家族が介護している場合は、家族介護手当として月額21570円が支給されています。