平和を祈念するための事業

被爆者援護法(原子爆弾被爆者に対する援護に関する法律)に「平和を祈念するための事業」の規定があります。

 

第四十一条 国は、広島市及び長崎市に投下された原子爆弾による死没者の尊い犠牲を銘記し、かつ、恒久の平和を祈念するため、原子爆弾の惨禍に関する国民の理解を深め、その体験の後代の国民への継承を図り、及び原子爆弾による死没者に対する追悼の意を表す事業を行う。

 

この条文を受けて設置されたのが、

国立広島原爆死没者追悼平和祈念館(http://www.hiro-tsuitokinenkan.go.jp/

国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館(http://www.peace-nagasaki.go.jp/

です。

法の制定以前より、広島にも、長崎にも、「原爆資料館」や「追悼の場」が存在していますが、それらは自治体が設置、運営しているものです。

屋上屋ではないか、と設置計画に否定的な意見もありましたが、被爆者援護法制定過程において、原爆死没者に対する「国」の姿勢を明確にすべき、という国会の意志(国民の総意)が確認され、ようやく開設に至ったのが、これらの国立施設です。

設立の経緯は、原爆死没者追悼平和祈念館開設準備検討会最終報告(平成10年9月)(http://www1.mhlw.go.jp/houdou/1009/h0928-2_11.html)に詳しいですが、この検討会には私も長くかかわりました。

国境を越え、世代を超え、国としての恒久平和のメッセージを発信する拠点として開設されたもので、この目的実現のため、開設当初より、インターネットが活用されています。

広島も長崎も、遠方の人はなかなか訪れることができませんが、これらのホームページで、被爆体験記や証言映像に触れることができます。

8月の祈りのひととき、しばらくこの施設でネットサーフィンの手を休め、平和を祈念したく思います。

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