パラグアイはW杯の対戦国ですが、日本とパラグアイの間では、看護・助産教育についての国際技術協力が続いています。
パラグアイでは、国民が平等な保健医療サービスを受けられる社会を目指し、保健医療政策の改革を行っていますが、パラグアイ南部では、農村人口の割合が高く人口が散在しているため保健医療改革の遅れが顕著でした。
パラグアイ政府は、南部における保健医療サービス増進の鍵は看護・助産の人材育成であるとし、その効果的なアプローチの策定と実施に関する協力を日本政府に要請しました。
この要請に応え、日本(JICA)は技術協力プロジェクト「パラグアイ南部看護・助産人材継続教育強化プロジェクト」を2001年2月から5年間実施しました。
その結果、南部4県において看護・助産職の継続教育研修がモデルとして確立されました。
聖マリア病院は、このプロジェクトの実施に、看護専門家の派遣など全面的な協力を行いました。
また、プロジェクトの終了時評価調査団の団長として、私も国際協力の成果を確認することができました。
このプロジェクトでは、全国レベルでの看護・助産継続教育のシステム作りに向けた取組み(看護師国家試験導入に向けた協力、カリキュラム作成等)も実施されましたが、より良い保健医療サービスを全国レベルで展開するためには、南部4県で得られた成果を他県でも同じように普及・発展させることが必要です。
プロジェクト終了後、パラグアイは自助努力により、研修対象県を拡大してプロジェクトで得られた成果を普及しましたが、全国規模での看護・助産人材の継続研修を自立的に実施する基盤を強化するため、パラグアイ政府は日本に新たな技術協力プロジェクトを要請しました。
この要請に応え、2008年1月から3年間、「看護・助産継続教育強化計画」プロジェクトが進捗中です。