口蹄疫とケーススタディ(8)

昨日(6月5日)も、ワクチン接種後の272例目から274例目の3例の発症が新たに報告されました。

国際保健医療協力でよく使われる手法のひとつに地理情報システム(GIS, Geographic Information System)があります。

マラリアやHIV/AIDSなど、対策のターゲットとなる病態の報告地点を地図上にプロットして疫学分析する手法です。

地図上で分析すると、いろんなものが見えてきます。

272例目の川南町のケースは、近隣に84例目(5月13日判明)の農場がありますが、埋却地の決定に手間取り、いまだに殺処分ができていません。

このような悪条件下で、3週間以上、発症を免れてきた農家の努力に敬服します。

273例目の新富町のケースは169例目(5月21日判明)の農場から350mで、他の判明農場とは離れています。

この農場は5月26日に防疫措置が完了しています。

ワクチン接種は24日に済んでいますので、ワクチン接種日の前後に感染したものと思われます。

274例目の木城町のケースは、222例目、227例目、229例目、266例目のいずれもワクチン接種後判明のケースの近隣での発症です。

これら5例は、他の判明農場とは離れています。

感染ルートの解明が望まれます。

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