安全な輸血医療に必要なコストはどこまで許されるか

名古屋国際会議場で第58回日本輸血・細胞治療学会が開催されています。

http://jstmct58.umin.jp/ )

本日は最終日ですが、午前のパネルディスカッションのパネラーとして、リスクゼロを求め(られ)ての制度設計について発表します。

制度設計には予算(財源)上の制約があります。

輸血の安全性を高めるための必要財源は輸血用血液製剤の「薬価」へ転嫁され、最終的には国民医療費に跳ね返ります。

輸血血液中のあらゆる微生物を死滅させる「不活化」技術の導入の是非が輸血医療関係者間ではホットな話題です。

輸血によるウィルス感染のリスクはほとんどゼロに近づいてきましたが、まだゼロではありません。

不活化技術導入により、数人~数十人のウィルス感染を予防することができますが、コストがかかるのが難点です。

不活化技術導入のためには、年間数十~数百億円の追加財源が必要です。

ウィルス感染を防ぐための(1人あたり)コストはどこまで許されるか、という命題についての公開討論です。

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