調剤料についての改定です。
1.一包化薬調剤料及び内服薬調剤料の見直し
一包化(服用時点ごとに一包化薬として調剤すること)については、現行の一包化薬調剤料890円を廃止し、内服薬調剤料の加算として整理(56日分以下の場合、投与週数×300円、57日分以上の場合2700円)されます。
内服薬調剤料は、投与日数が15日分以上の場合の評価が引き上げられ、31日分以上の区分が新設されます。
長期投薬時における一包化薬調剤料と内服薬調剤料の差を縮めるための改定です。
2.湯薬の調剤料の見直し
投与日数にかかわらず1調剤当たりの評価とされている湯薬の調剤料について、投与日数の伸びとそれに伴う調剤に要する手間にかんがみ、8日分から28日分までを投与日数に応じて1日につき100円の加算が新設されます。
なお、29日分以上は定額4000円です。
3.ハイリスク薬に関する薬学的管理及び指導の充実
特に安全管理が必要な医薬品(ハイリスク薬)が処方された患者に対して、当該ハイリスク薬の効果や関連副作用の自覚症状の有無等を確認するとともに、服用に際しての注意事項等について詳細に説明し、指導を行った場合、薬剤服用歴管理指導料に40円の加算が新設されます。
特に安全管理が必要な医薬品とは、抗悪性腫瘍剤、免疫抑制剤、不整脈用剤、抗てんかん剤、血液凝固阻止剤、ジギタリス製剤、テオフィリン製剤、カリウム製剤(注射薬に限る。)、精神神経用剤、糖尿病用剤、膵臓ホルモン剤及び抗HIV薬です。
4.調剤基本料の特例の見直し
処方せんの受付回数が4000回超/月、かつ、特定の保険医療機関に係る処方せんによる調剤の割合が70%超の場合には調剤基本料が400円ではなく180円でしたが、夜間・休日等の対応や訪問薬剤管理指導を行い、地域医療を支える薬局であっても、近隣に比較的規模の大きい病院が1つしかないために、結果として特例適用となる場合があるため、特例が240円に引き上げられます。
また、時間外加算、休日加算、深夜加算、夜間・休日等加算、在宅患者訪問薬剤管理指導料、在宅患者緊急訪問薬剤管理指導料、在宅患者緊急時等共同指導料並びに介護保険における居宅療養管理指導費及び介護予防居宅療養管理指導費の算定に係る処方せんについては、受付回数に含めないこととされます。
5.後期高齢者薬剤服用歴管理指導料の見直し
現行の後期高齢者薬剤服用歴管理指導料については、後期高齢者以外の患者における薬剤服用歴管理指導料(患者の薬歴を踏まえた上での薬剤に関する基本的な説明と服薬指導に対する評価)と薬剤情報提供料(「お薬手帳」に薬剤情報や注意事項を記載することに対する評価)を統合した評価となっていますが、これを見直し、年齢に関係なく、薬剤服用歴管理指導料と薬剤情報提供料による評価に統一されます。