急性期入院医療の改善のための改定についてです。
1.看護必要度の評価
地域において急性期を担う医療機関において、入院患者の重症度等の状態について評価を行い実情に合わせた適正な配置を行っている病院を評価し、一般病棟看護必要度評価加算50円(1日につき)が新設されます。
算定要件は次の通りです。
① 一般病棟入院基本料、特定機能病院入院基本料(一般病棟)、専門病院入院基本料の10対1入院基本料を算定している患者であること。
② 当該入院基本料を算定している全ての患者の状態を一般病棟用の重症度・看護必要度に係る評価票を用い継続的に測定を行い、その結果に基づき評価を行っていること。
2.検体検査評価の充実
特定機能病院等の大規模病院において、より充実した体制で検体検査を実施する場合の評価を検体検査管理加算(Ⅳ)5千円(入院中の患者1人につき月1回)が新設されます。
施設基準は次の通りです。
① 院内検査を行っている病院又は診療所であること。
② 当該保険医療機関内に臨床検査を専ら担当する常勤の医師が配置されていること。
③ 当該保険医療機関内に常勤の臨床検査技師が10名以上配置されていること。
④ 当該検体検査管理を行うにつき十分な体制が整備されていること。
また、外来迅速検体検査管理加算も50円から100円へ引き上げられます。
3.安全な麻酔管理体制の評価
特定機能病院等の大規模な病院において、複数の麻酔科標榜医により麻酔の安全管理体制が整えられている医療機関において、麻酔科標榜医の監督下で質の高い麻酔が提供されることが評価され、麻酔管理料(Ⅱ)が新設されます。
麻酔管理料(Ⅱ)
硬膜外麻酔又は脊椎麻酔千円(1人につき1回)
全身麻酔3千円(1人につき1回)
施設基準は、5人以上の常勤の麻酔科標榜医により麻酔の安全管理体制が確保されていることです。
4.医療療養病棟の評価に係る見直し
急性期医療に引き続き入院医療を提供する療養病棟について、より質の高い医療を評価する観点から、療養病棟入院基本料が再編成されます。
医療療養病棟における入院患者の重症化傾向等を考慮して人員配置の要件を見直すとともに、医療経済実態調査の結果等を踏まえて療養病棟入院基本料の適正化(重症度に応じた人員配置の場合は引き上げ、そうでない場合は引き下げ)が行われます。
また、慢性期包括医療の質を向上させる取組を推進するため、患者の病像や提供されている医療サービスに関するデータの提出が算定要件となります。