診療所の地域医療貢献に対する評価です。
患者にとって、日常的な診療や健康管理等を行ってくれる診療所の存在は重要です。
健康上の不安等を気軽に相談できるだけでなく、患者からの休日・夜間の問い合わせに対応可能な診療所について、地域医療貢献加算30円(再診料に加算)が新設されます。
休日・夜間の問い合わせを受ける診療所を評価することにより、休日・夜間に病院を受診する軽症患者の減少も考えられ、病院勤務医負担軽減につながることも期待されます。
再診料が20円引き下げられた分をカバーできる加算ですが、休日・夜間に患者からの電話問い合わせや受診等に対応可能な体制を確保していることが算定要件ですのでハードルは高そうです。
緊急病変時などに患者から直接または間接に問い合わせがあれば必要な指導を行うこと、電話転送可能な体制を取るなど「原則として常に電話に応じること」、万が一電話に出られない時は留守番電話などで対応した後「速やかに患者に連絡を取ること」、相談の結果緊急に対応しなければならない場合は、外来診療、往診、他の医療機関との連携または緊急搬送など医学的に必要とされる対応を行うことが要件とされています。
単独の診療所では24時間対応が困難な場合が多そうですが、この加算について先日通知された施設基準では、複数の診療所による対応でも算定できることが示されました。
地域医療貢献加算の施設基準は次の3点です。
・診療所であること
・標榜時間外に、電話などで患者からの問い合わせに応じる体制を整備するとともに、対応者や緊急時の対応体制、連絡先などについて、院内掲示や文書配布、診察券への記載などで患者に周知していること。または、診療所の職員が対応する場合でも、医師に電話を転送できる体制を備えていること
・あらかじめ当番医を決めた上で、複数の診療所が連携して対応する場合は、当番医の担当日時や連絡先などを事前に患者に周知していること