平成22年度診療報酬改定(32)

再診料及び外来管理加算についてです。

中医協では答申ぎりぎりまで対立がありました。

1.病院と診療所の再診料の統一

病院の再診料は600円から引き上げられ、診療所の再診料は710円から引き下げられ、690円に統一されます。

再診料は診療所にとっては収入の1割を占める基本料的な性格を持つものなので、引き下げは経営を直撃します。

2.外来管理加算の算定要件の緩和

外来管理加算520円の算定に際し、

・問診し、患者の訴えを総括する

・身体診察によって得られた所見及びその所見に基づく医学的判断等の説明を行う

・これまでの治療経過を踏まえた、療養上の注意等の説明・指導を行う

・患者の潜在的な疑問や不安等を汲み取る取り組みを行う

の4項目について、おおむね5分を超える診察時間を要件とする「5分ルール」が廃止されます。

また、4項目すべてを満たす必要もなくなりました。

要件が厳しいために加算が認められなかった診療所には朗報です。

ただし、患者に必要とされる医療行為を行わず、簡単な症状の確認などで継続処方を行った場合(いわゆる「未受診投薬」)は外来管理加算は認められません。

実際は、未受診投薬以外の通常の懇切丁寧な再診の多くは外来管理加算を算定していたと思われますので、要件緩和の影響はそれほど大きくないかもしれません。

なお、次期改定においては、再診料との関係も含め、この加算の在り方が検討されることとなっています。

コメントは受け付けていません。