平成22年度診療報酬改定(24)

精神科医療についても充実が求められています。

精神科救急患者や身体合併症治療を要する患者については、救急搬送の受入困難事例となっています。

まず、手厚い人員配置による精神科急性期入院医療を進めるための改定です。

救急、合併症に対する精神科医療に力を入れている病院は大幅な増収となります。

1.精神科入院基本料の見直し

新たな看護配置区分が設けられます。

また、入院患者の重症度に関する基準が導入されます。

(1) 精神病棟入院基本料13対1入院基本料9200円の新設

施設基準は次の通りです。

①新規入院患者のうち、重症者(GAFスコア30以下又は身体合併症患者)の割合が4割以上であること。

②身体疾患への治療体制を確保している医療機関であること。

③平均在院日数が80日以内であること。

(2) 10対1精神病棟入院基本料について、平均在院日数の要件が緩和されます。

また、入院患者の重症度に関する基準が導入されます。

改正施設基準は次の通りです。

①平均在院日数が40日以内であること。

②新規入院患者のうち、重症者(GAFスコア30以下)の割合が5割以上であること。

(3) 精神病棟入院基本料加算の入院早期重視

14日以内      4590円→4650円

15日以上30日以内 2420円→2500円

31日以上90日以内 1250円(変更なし)

91日以上180日以内 200円→100円(引き下げ)

181日以上1年以内   50円→30円

特定機能病院入院基本料(精神病棟)についても同様に見直されます。

2.精神科急性期の特定入院料の引上げ

(1) 入院早期の精神科救急入院料と精神科救急・合併症入院料が引き上げられます。

精神科救急入院料1、精神科救急・合併症入院料

30日以内1日につき34310円→34510円

31日以上1日につき30310円(変更なし)

精神科救急入院料2

30日以内1日につき32310円→32510円

31日以上1日につき28310円(変更なし)

(2) 精神科急性期治療病棟入院料も引き上げられます。

病床数要件など施設基準が緩和されましたので多くの病院で算定できるようになります。

精神科急性期治療病棟入院料1

30日以内1日につき19000円→19200円

31日以上1日につき16000円(変更なし)

精神科急性期治療病棟入院料2

30日以内1日につき18000円→18200円

31日以上1日につき15000円(変更なし)

(3) 精神科救急入院料、急性期治療病棟入院料、精神科救急・合併症入院料の算定について、医療観察法の入院処遇が終了した者の転院を受け入れた場合の算定が認められます。

3.身体合併症の対応に関する評価

精神疾患、身体疾患の双方について治療を行った場合の精神科身体合併症管理加算が引き上げられます。

精神科身体合併症管理加算

精神科救急入院料、精神科急性期治療病棟入院料、認知症病棟入院料を算定している患者の場合は1日につき3千円、精神病棟入院基本料、特定機能病院入院基本料を算定している患者の場合1日につき2千円でしたが、いずれも3500円に引き上げられました。

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