重点課題2-1(勤務医負担軽減/急性期入院医療の評価)については、医療関係職種の役割分担と連携も評価されます。
急性期入院医療においては、多職種による連携と、医療従事者の負担軽減が求められているためです。
具体的には、
1.看護補助者の配置の評価
急性期の入院医療を担う7対1入院基本料及び 10対1入院基本料について、看護補助者を配置した場合の加算が新設されます。
1日の入院患者数に対する看護補助者の配置数が50対1の場合、14日を限度として1日につき1200円、75対1の場合、800円が加算されます。
ただし、年間の緊急入院患者数が 200名以上の実績を有する病院、又は総合周産期母
子医療センターであること、重症度・看護必要度の基準を満たす患者の割合が7対1入院基本料においては15%以上、10対1入院基本料においては10%以上であること、看護補助者に対し、急性期看護における適切な看護補助のあり方に関する院内研修会を行っていること、などの条件があります。
2.多職種からなるチームによる取組の評価
急性期の入院医療を行う一般病棟において、栄養障害を生じている患者又は栄養障害を生じるリスクの高い患者に対して、医師、看護師、薬剤師及び管理栄養士などからなるチームを編成し、栄養状態改善の取組が行われた場合の加算2千円(週1回)が栄養サポートチーム加算として新設されます。
① 対象患者に対する栄養カンファレンスと回診の開催(週1回程度)
② 対象患者に関する栄養治療実施計画の策定とそれに基づくチーム診療
③ 1日当たりの算定患者数は、1チームにつき概ね30人以内とすること
等が算定要件となります。
チームメンバーは、栄養管理に関する所定の研修を終了した専任の医師、看護師、薬剤師、管理栄養士であり、歯科医師、歯科衛生士、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、言語聴覚士なども配置されていることが望ましいとされています。
栄養サポートチーム加算の新設に合わせ、後期高齢者退院時栄養・食事指導料は廃止されます。
また、一般病棟において、医師、看護師、臨床工学技士、理学療法士などからなるチームにより、人工呼吸器の離脱に向け、適切な呼吸器設定や口腔状態の管理等を総合的に行う場合の加算1500円(週1回)が呼吸ケアチーム加算として新設されます。
専任の人工呼吸器管理等について十分な経験のある医師、6か月以上の専門の研修を受けた看護師、人工呼吸器等の保守点検の経験を3年以上有する臨床工学技士、呼吸器リハビリテーションを含め5年以上の経験を有する理学療法士によって構成される呼吸ケアチームが設置されていることが算定要件となります。