社会保障制度概論(36)

昨日、「社会保障制度概論」の定期試験を行いました。

入学前には社会保障に疎かったであろう学生たちが、一年で、このような問題にチャレンジできるほどに成長しています。

(Q3以降は社会福祉士国家試験過去問をアレンジしたものです)

 

Q1 「自助」「共助」「公助」というキーワードを用い、後期高齢者医療制度を運営する財源について解説せよ。

 

Q2 一般病床の入院患者が144人、療養病床の入院患者が48人、外来患者が200人の病院があります。

Q2-1 この病院の医療法基準による標準医師数は何人ですか。

Q2-2 この病院の医療法基準による標準看護職員数は何人ですか。

 

Q3 国際比較の観点から見た我が国の医療に関する次の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。

 1 人口当たりの病床数は、先進諸国の中で最も多い水準にある。

 2 平均在院日数は、先進諸国の中で最も長い水準にある。

 3 医療費に占める薬剤費の割合は、先進諸国の中で最も高い水準にある。

 4 国内総生産(GDP)に占める医療費の割合は、先進諸国の中で最も高い水準にある。

 5 老人医療費の増加が著しく、国民医療費全体の3分の1に達している。

 

Q4 医療保険の給付水準についての次の記述のうち、正しいものを一つ選びなさい。

 1 健康保険の法定給付率は、被保険者本人8割、家族入院8割・外来7割である。

 2 保険診療費の一定割合が患者の負担になるが、これが過重にならないようにするために高額療養費が支給される。

 3 市町村国民健康保険の療養の給付率は、年齢にかかわらず、入院、外来とも7割である。

 4 医療保険制度の保険給付は,医療給付のみで現金給付はない。

 5 医療給付の対象者については,原則として日本人に限るという国籍要件がある。

 

Q5 次の社会保険制度のうち、原則として給付費に対する国庫負担が行われないものを一つ選びなさい。

 1 国民健康保険

 2 組合管掌健康保険

 3 後期高齢者医療

 4 介護保険

 5 国民年金制度の基礎年金

 

Q6 最近の我が国の社会保障に関する次の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。

 1 経済成長の鈍化にもかかわらず、社会保障給付費は毎年増加を続けている。

 2 社会保障給付費の内訳を部門別に見ると、おおむね医療が6割、年金が3割、福祉その他が1割という構成になっている。

 3 租税・社会保障負担の対国民所得比は、西欧主要諸国に比べるとなお低い水準にとどまっている。

 4 老齢年金や老人医療、老人福祉など、高齢者関係の給付費は、社会保障給付費全体の6割を超えている。

 5 社会保障の財源は、被保険者や事業主の保険料、国民負担等によって賄われている。

 

Q7 我が国の医療保障制度の歴史的な展開に関する次の記述のうち、誤っているものを一つ選びなさい。

 1 医療保険制度は、終戦直後に創設された健康保険制度及び国民健康保険制度を基礎として発展してきた。

 2 高度経済成長の中、全国の市町村に国民健康保険制度の実施が義務づけられ、昭和36年には、国民皆保険が実現した。

 3 福祉元年といわれた昭和48年には、老人医療の無料化や高額療養費制度の創設、被扶養者の給付率の引き上げなど、給付内容の改善が図られた。

 4 経済が次第に低成長期に入る中で医療保険制度も再編の時代を迎え、1980年代には老人保健制度の創設や健康保険の被保険者本人の定率負担導入等の対応が行われた。

 5 現在、高齢化のさらなる進展の中で医療保険は抜本改革の時期を迎えており、診療報酬体系、薬価制度、高齢者医療制度等のあり方について活発な議論が行われている。

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