政権交代と医療(84)

診療報酬のプラス改定は平成12年度以来10年ぶりです。

過日、平成20年医師・歯科医師・薬剤師調査結果が発表されました。

それによると、平成20年末現在の医師数は28万6699人、歯科医師数は9万9426人、薬剤師数は26万7751人でした。

調査は2年ごとに行われています。

平成12年の調査結果では、医師数25万5792人、歯科医師数は9万857人、薬剤師数は21万7477人でした。

診療報酬が抑制されている間に、医師は3万1千人、歯科医師は9千人、薬剤師は5万人増えたことになります。

我が国の医療を大きなひとつの企業体にたとえると、収益は伸びないのに高給従業員数を1割以上増やしていることになります。

政権の意思として、これらの職種の増加を抑える考えはなく、むしろ医師数を1.5倍に増やす方針が示されています。

さらに、その他の職種も含め、待遇を充実させる方針が政権公約に示されています。

収益が伸びずに人件費が膨らむ一方の企業体は、いずれ経営破綻をきたします。

今回の改定に見られたように、政権の意思として収益(診療報酬)の伸びを抑制するのであれば、現有人員で効率的に企業経営を行うことに真剣に取り組まなければなりません。

保健医療経営人材の育成が急務です。

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