政権交代と医療(82)

中医協の議事は公開です。

傍聴希望者が多く、早朝から行列ができている状況です。

インターネットラジオによる生中継方針が発表されましたが、委員から賛否両論が出て、実現できませんでした。

16日の中医協では再診料が議題になりました。

「論点」は次の4つです。

1 病院と診療所の再診料について、一物二価となっていることをどう考えるか。

2 同一日に病院の複数の診療科を受診した際の再診料の算定についてどう考えるか。

3 各診療科が担う役割と、初・再診料、外来管理加算における診療科間のバランスについてどう考えるか。

4 前回改定において、再診料の点数を引き下げる代わりに、外来管理加算について患者への懇切丁寧な説明や計画的な医学管理等を評価するものとして5分という時間要件を導入した。

外来管理加算の時間要件を見直す場合に、懇切丁寧な説明等を時間以外の何をもって担保するか。

また、一定の処置や検査を行わない場合に加算されるということで、患者にとって分かりにくいという指摘に対し、どのように答えるか。

 

病院の再診料は600円です。

診療所の再診料は710円です。

同じ再診なのに価格が違う一物二価はおかしいということで、統一される方針となりました。

高いほうに統一するのか、低いほうに統一するのかは決まっていません。

 

2番目の論点は議論が尽くされていません。

3番目の論点は、収支の根拠データが不足しており、議論するのかしないのかも合意に至っていません。

4番目の論点である、懇切丁寧な説明の対価であるところの外来管理加算については、政権公約どおり、5分要件を用いないことが決定されています。

懇切丁寧な説明を行ったということを、時間を5分以上かけましたという以外の何をもって簡潔かつ客観的に記録に残すことができるかは、哲学的難題です。

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