患者調査の傷病別統計は主傷病のみについての統計ですが、患者はたった一つの病名だけで受療しているわけではありません。
代表的な病名(糖尿病、高脂血症、高血圧、虚血性心疾患、脳卒中、精神疾患など)について、副傷病もカウントして統計をとると次のようになります。
(入院) (うち75歳以上)
精神疾患 53万人 (20万人)
高血圧 37万人 (23万人)
脳卒中 27万人 (18万人)
糖尿病 23万人 (11万人)
虚血性心疾患 15万人 (10万人)
高脂血症 11万人 ( 5万人)
(外来)
高血圧 127万人 (54万人)
高脂血症 65万人 (22万人)
糖尿病 51万人 (17万人)
精神疾患 43万人 (11万人)
虚血性心疾患 26万人 (14万人)
脳卒中 20万人 (11万人)
主傷病統計より精神疾患数がかなり多くなっています。
分布が高齢者に偏っていることから、認知症をかかえた高齢患者が多いのかもしれません。
高血圧の入院患者が37万人もいますが、入院患者総数は139万人ですので、入院患者の4人に1人以上は高血圧ということになります。
高血圧の外来患者は127万人です。外来患者総数は687万人ですので、外来患者の6人に1人以上が高血圧です。
糖尿病は、主傷病統計では「内分泌、栄養代謝疾患」に分類され入院患者数は下位のほうですが、副傷病もカウントすると23万人です。
入院患者の6人に1人は糖尿病ということになります。
主病名が何であれ、高血圧や糖尿病は入院に至るかなりの危険因子であるということができるでしょう。
メタボ健診でこれらの疾病をコントロールすることの重要性を裏付ける統計です。