社会保障制度概論(24)

<へき地医療体制>

へき地医療とは、交通条件及び自然的、経済的、社会的条件に恵まれない山間地、離島その他の地域のうち、医療の確保が困難である地域の医療をいいます。

無医地区とは、医療機関のない地域で、当該地域の中心的な場所を起点として概ね半径4キロメートルの区域内に人口50人以上が居住している地域であって、かつ、容易に医療機関を利用できない地区のことをいいます。

無歯科医地区は同様に歯科医療機関がない地域のことです。

無医地区に準じる地区は、既に診療所が開設されているか、または人口が50人未満であるために、無医地区には該当しないが、無医地区に準じた医療の確保が必要な地区であると都道府県知事が判断した地区のことをいいます。

へき地診療所は、へき地医療を確保するため、人口1000人以上で、最寄りの医療機関まで通常の交通機関を利用して30分以上要する無医地区に設置された診療所のことをいいます。

 

へき地医療の3要素は、

1.医師を確保する方策

2.医療を確保する方策

3.診療を支援する方策

で、以下の各機関が実施しています。 

[(社)地域医療振興協会]

各へき地医療支援機構間の連携のサポート

へき地関連の支援

・医療従事者の求人募集

・へき地勤務者、支援者となる人材の発掘

・へき地医療従事者研修

・へき地医療の普及・啓発

・医師バンクの整備

[へき地医療支援機構]

へき地医療支援事業の企画調整

・協議会を通じて確保された医師の配置計画

・都道府県で策定したへき地に関する診療支援体制の実施

・へき地からの意見、情報等を集約し、都道府県、協議会への報告

[へき地医療拠点病院]

へき地医療支援機構のもとでのへき地診療所の支援

巡回診療

代診医の派遣

[へき地診療所]

無医地区、準無医地区における地域住民への医療の提供

[へき地保健指導所]

無医地区、準無医地区での保健指導

[大学医学部附属病院、公的病院等の地域医療で一定の役割を果たすべき病院]

定期的な医療の提供

[医師会等の医療関係者団体]

必要に応じて、へき地医療を支えるための協力

[搬送体制]

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