昨日記載の論点を整理してみます。
医療は、重症医療(あるいは急性期医療)とそうでない医療(軽症医療あるいは療養医療)とに大別することができます。
重症医療は病状の変化も大きいので、人員配置を厚くする必要があります。
また、医療を、時間内診療と時間外診療とに大別することもできます。
時間外であろうと時間内であろうと、診療体制を整えるためには、人員配置を厚くする必要があります。
これらの組み合わせで、医療には次の4つのパターンがあります。
① 重症患者の時間内診療
② 重症患者の時間外診療
③ 軽症患者の時間内診療
④ 軽症患者の時間外診療
もっぱら軽症患者の入院医療を担う医療機関については、人員配置が薄くてすむことを根拠に、診療報酬がかなり抑制されています。
軽症患者は病状が比較的安定しているので時間外の人員配置をさらに薄くすることができ、そうすることでかろうじて経営が維持されています。
それらの医療機関では時間外の外来診療ができなくなってきています。
結果、重症患者の時間外診療を担う医療機関が(圧倒的多数の)軽症患者の時間外診療を引き受けざるを得ない状況になっています。
軽症患者の時間外診療を、軽症患者の医療を担う機関に受け持ってもらえるような診療報酬体系が実現できれば、救急医療の問題の多くが解消できるはずです。