診療報酬は低すぎるので上げるべき、という意見がある一方、高いので下げるべきという意見もあります。
どちらが真実なのでしょうか。
たまたま、20日の中医協(中央社会保険医療協議会)の診療報酬基本問題小委員会で、入院基本料に関する議論がありました。
入院基本料というのは、看護人員配置の多寡に応じ、また、入院日数に応じ、段階的に定められた入院1泊あたりの診療報酬です。
ホテルにたとえれば、人件費込みの宿泊料みたいなものです。
ホテル経営では、従業員数が多いほどサービスが良くなるかわりに宿泊料金は高くなります。
また、長期宿泊割引料金を設定しているホテルもあります。
中医協では、有床診療所の入院基本料が例として取り上げられました。
有床診療所は19床以内の入院病床を運用している診療所ですが、病院がない地域では、地域医療を担う重要な役割を担っています。
高齢者の療養拠点となっている場合も多く、31日以上の入院が多い実態があります。
入院基本料1(看護配置10人以上の場合)
7日以内 8100円
8~14日 6600円
15~30日 4900円
31日以上 4500円
入院基本料2(看護配置5人以上の場合)
7日以内 6400円
8~14日 4800円
15~30日 3200円
31日以上 2800円
19人までしか宿泊できない小さなホテルが、比較的高給の客室担当従業員を5人以上抱えて、一泊2800円の料金設定で安定経営が可能でしょうか。