<保健医療分野:物的資源の動向>
疾病構造の変化、高齢化の進展に応じ、医療提供機能も変化します。
国民皆保険の実現当時は感染症(結核)対応の医療提供体制が主流でしたが、現在は生活習慣病(がん、心臓病、脳血管疾患)対応の医療提供体制へと変化してきました。
昭和25年は死因の第一位は結核(13.5%)でした。
現在は死因の60%を生活習慣病が占めています。
高齢化の進展により、急性期医療提供体制から慢性期の療養(医療と介護のケアミックス)提供体制へと変化しました。
平均在院日数も、疾病、年齢によって異なり、病床数需要も変化してきています。
(平均在院日数)
0~14歳 10日以内
15~34歳 15日前後
35~64歳 1か月前後
65歳以上 2か月前後
病院数、病床数は昭和の年代は増加の一途でしたが、平成に入って減少傾向に転じています。
医療法による「病床規制」の効果です。
小規模の病院が陶太され、病院の大規模化が進んでいます。
現在の病院数は9千弱です。
診療所は、一貫して増加しています。
現在の診療所数は約10万です。
薬局数も増加しており、約5万です。
医薬分業が国策として推進されてきており、平成15年以降は分業率(外来患者の院外処方箋発行割合)が50%を超えています。