行政刷新会議の担当官に厚生労働省の官僚が抜擢されました。
村重直子課長補佐で、5日付での異動です。
医学部卒業後、日米で内科医として7年の臨床経験を積んだ後、平成17年から厚生労働官僚(医系技官)として働いていた人です。
必ずしも官僚の代弁者ではなく、対外的にも歯に衣着せぬ情報発信を続けていたところが舛添前厚生労働大臣の眼鏡に適い、省改革メンバーに抜擢されました。
大臣側近(大臣政策室政策官)としての活躍の様子が、行政刷新会議の仙谷大臣の眼鏡にも適ったものと思われます。
http://video.aol.com/video-detail/-1/1223385/?icid=VIDURVENT01
(村重氏の講演映像)
舛添前大臣の打ち出した医療政策には村重氏が影響を及ぼしています。
仙谷大臣へも少なからず影響を与えることでしょう。
官僚としての立場を離れた発言を繰り返す官僚は、通例、官僚組織から爪弾きされるものですが、村重氏は「官僚を改革する」という時流に乗って、医療改革の中枢に遡上することができました。
村重氏は官僚の代弁者というより医療現場の代弁者としての意識が強い方です。
官僚経験が短いから、というわけではなく、官僚経験の多くを官僚組織を敵に回すような職務で過ごされたからでしょう。
仙谷大臣と同じく医療費抑制政策への反発が強く、医療現場としては力強い人事ですが、日本の医療を守っているのは医療の現場だけではありません。
財源を確保する現場や過疎地の交通アクセスを確保する現場など、さまざまな現場の声に耳を傾けて、行政刷新にその手腕を発揮していただきたく思います。