政権交代と医療(18)

入閣する仙谷由人氏は行政刷新相だそうです。

行政刷新相というのは、ムダ遣いに目を光らせる大臣です。

厚生労働大臣は年金問題に明るい長妻昭氏。

年金問題は社会保障の最重要課題なので、新内閣には年金担当相が特別に設けられて長妻氏が充てられるであろうという予想もあったのですが、年金担当相は設けられず、長妻氏は厚生労働大臣の立場で年金問題に取り組まれることになりました。

長妻氏は厚生労働委員会で、高齢救急患者の受け入れ拒否、介護療養病床廃止後の受け入れ先など医療問題の追及もなされています。

後期高齢者医療制度については、廃止して、あるべき高齢者医療について再検討することを要請しています。

その他、医療費の削減をやめるべきなど民主党マニフェストを踏襲した主張をされておられますが、その前提として、過剰診療の廃絶、薬価の適正化、医療機器価格の内外格差の是正など、医療のムダを削るべきだという考えを表明されています。

医療のムダを削る、というのはこれまでの医療費削減策のメインの考え方でした。

医療費削減をやめる前提が、医療費削減策の推進ということになりますが、「医療のムダ」の概念の捉え方の問題でしょう。

旧政権では、社会的入院を減らすのに躍起でした。

社会的入院に限りある医療資源を投入するのは「医療のムダ」だという捉え方だったのだと思います。

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